しゃぼん玉の作品情報・感想・評価

「しゃぼん玉」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

何か言いたい事たくさんあるんだけど素晴らしすぎて言葉が出てこない。
林遣都くん凄すぎ。観終わった後タイトル画面で冒頭の表情とラストの表情違いすぎて驚愕、、
被害者の方の事考えるとやっぱり彼の罪は重いし、素直に良かったねって言えない気もするんだけど、こんな自分の事全肯定してくれる人のもとに戻りたくないわけない。自分のおばあちゃんの事思い出して涙が止まらない。何でもっと優しくできなかったんだろう。ごめんねありがとうって言いたい。
スマ婆ちゃんの声が可愛くて優しくて、、ダメだ思い出したらまた涙が、、
市原悦子さんのご冥福をお祈りします。
円盤買おう。
KKMX

KKMXの感想・評価

4.2
市原悦子さんが亡くなりました。とても好きなおばあちゃん女優でした。
私は常々(実は1回くらい)、「これからはお年寄りアイドルの時代が来るッッ!」と主張していますが、市原悦子さんはまさにそのさきがけだったと思います。

追悼のため、市原さんの最後の出演作となった本作の感想文を掲載します。
2017年の封切り当初に鑑賞し、本感想文は直後に書いたものです。R.I.P



近年、日本映画には地味なご当地映画であるためあまり話題に上らないけれども実は名作、という系譜があるようです。
(例:2016年の富山が舞台となった映画『カノン』)
この作品もそんな隠れ名作のひとつでした。

荒んだ心を持つ強盗犯・イズミが田舎に逃げ込み、スマやシゲ爺、美和と触れ合い人の温もりを感じて贖罪に至るという、キャッチーなあらすじながら、丁寧な脚本と美しい映像で仕上げているためか、素直な気持ちで感動しました。
イズミが再生に至る過程において、スマの包容力が不可欠なのは予想できます。それだけでなく、厳しい山仕事をともに行い、やり抜いたイズミをきちっと評価するシゲ爺の存在もイズミの再生に不可欠なんだよな、としみじみ実感。
イズミはスマやシゲ爺の力を借りて自分自身を育て直していったのだな、と思いました。

育て直し・やり直しはイズミだけではなく、実はスマもしていたのでは、と感じてます。
息子をしっかり育てる(もしかしたら愛する?)ことができなかったという、息子及び自分自身への罪悪感が、イズミを大切に世話をする原動力になったと思います。イズミに息子を重ね、できなかった100%の優しさをかけたのでしょう。
スマはイズミに「坊は良い子」と何度も言います。きっと、息子に対してはきっと「坊は良い子」と受容できなかったのでしょう。スマは子育てをもう一度やり直したかったのだと思います。この、スマの態度から伝わる気持ちには、とても胸が締め付けられました。
スマのやり直しの物語も並列で描かれることで、本作はさらなる深みを獲得していると感じます。

あと、藤井美菜演じる美和は、とても爽やかで魅力的でした。田舎の風景と彼女の透明感ある美貌はとてもマッチしていました。カジュアルファッションで田舎に佇む藤井美菜には持って行かれてしまった。美和がイズミに恋して浮かれる感じは観ている方としても幸福感を味わえました。

秦基博のエンディングテーマも良かったです。アイはややスタンダード化した名曲だけど、この映画のエンディングで聴くと、男女の性愛としての「アイ」ではなく、もっと広い意味での「アイ」を歌っているように思えてなりません。
lily0x0

lily0x0の感想・評価

4.2
よすぎた。よかった。
これだめだ、家で観てよかった。。。
少しネタバレ含みますが以下感想。

話の設定は「夜明け」みたいだなーって思って観ていました。
生まれや育ち、前科、名前なんて関係なく接してくれる村の人々。
親に愛されずに育ち、どうせ親子なんて代々どうしようもないものなんだって思っていたイズミでしたが、村の手伝いをしたりしながら人々と関わっていく中で、閉ざされた心が開いていきます。
そして人生やり直したいと思うようになっていくのです。
初めはお金盗んで逃げようと思っていたしうるせーとか口悪くて、通り魔もしたり、今までもいろんなことから逃げてきたんだなっていう感じでしたが、些細なことでも周りの人の愛情や優しさに触れていくことでちゃんと自分を見つめ直していく。
この歳で人生諦めるにはもったいないってみちちゃんの言葉も聞いて、人生やり直したいって決心して、ばあちゃんにすべて打ち明けるところがすごかったです。
決心して車の中でおにぎり食べてから向かうところや、のちにしげじい発見した時の表情。。林遣都の演技もう号泣でした。

「夜明け」を観たときにも思ったんですけど、やっぱり親に愛されていないとか認められていないって感じた子どもは、自分なんて生まれてきた意味があるのか疑問を抱いたり、劣等感を抱いたりしてしまうんですよね。
そしてずっと愛されたい、認められたいと思ってはいるのに、どうせ自分なんて愛されないんだ、認められないんだって思ってしまっている。
イズミもそんな1人ですよね。
ぼうはええ子やってずーっと言ってくれて、自分のことを信じてくれるばあちゃん。
いつでも優しくしてくれるばあちゃん。
いつしかそんなばあちゃんのことは信じるようになり、愛されたいとも思うようになっていたんじゃないかなあ。
泥棒だと疑われたときには、ばあちゃんに疑われてしまったのではないかという悲しい気持ち、ばあちゃんには信じてもらいたいという気持ちになっていたと思うので。
この作品はバッドエンドじゃないので最後救われてよかったです。

そして市原悦子さん演じるおばあちゃん本当に良かったです。
人柄、個性が確立していて本当におばあちゃんが存在しているかのような自然な演技でした。
ずっと観たかった今作。
こんな形で観ることになるとは。。
素晴らしい作品を本当にありがとうございました。
咲

咲の感想・評価

3.5
ひったくりの際ナイフで人を刺してしまった主人公が、田舎の知らないおばあちゃん家に居候する話。

市原悦子さん、ご冥福をお祈りします。
よしい

よしいの感想・評価

4.5
うちのばあちゃんに似てとてもお節介で優しくて、作るご飯が都会じゃ見たことないやつばっか。
翔人は都会から強盗の罪でバイクで逃走中に宮崎の山奥で老婆を助けた。それから老婆スマの家でお世話になる。スマは翔人の事を疑いもせずぼうと呼び家に招き、とても親切にしてくれた。翔人は今まで触れてこなかった人のぬくもりに触れた。村人達はとても働き者で翔人はお手伝いで働きに出た。翔人はスマとの村の人々の交流で逃げ癖のあった自分の考えは変化していた…エンディングまで良かった。現代とは思えない働いても現物支給の生活。翔人が幼い頃からこの村で育っていたら違っていたと思う。スマ役の市原悦子さんの優しい声が心地良かった。市原悦子さんの声がもう聞けないのが悲しい。昔好きだった「家政婦は見た」また観たいなぁ。心あらわれる作品だった。
てん

てんの感想・評価

4.8
追悼:市原悦子さん

いい映画でした

ラスト近く、ぼうと婆ちゃんの会話、泣けて仕方なかった
人を許すことのできる人間になりたい

市原悦子さんの話すの宮崎弁、自分も九州育ちだけど、全然違和感を感じなかった

田舎にいるおばあちゃんに無性に会いたくなった
椎葉村にいつか行きたい

地上波で放送してくれないかな
市原悦子さんの草むらの登場から、、もうまいりました。この声、この雰囲気、そうですよね。そうそう!。なんてゆうか、昔ばなしの実写版みたいな、いいおばあちゃんで、、悪質さも全てのみこんでしまう。知ってるのか知らないのか、いい坊扱いでいいようにいいように事も進んで、身を改める心入れ替える、昔のイメージの寺みたいな懐深さであったかかったです。

さびしぃいです:追悼
さーら

さーらの感想・評価

3.5
人との出会いでこんなにも人生が変わるのかって思う。村だからこその人と人との繋がりと優しさに触れ合い主人公のすさんだ心も持ち直した。愛情たっぷりの大きいおにぎりを頬張るのが印象的だった。愛って素晴らしいですね。
すず

すずの感想・評価

4.6
市原悦子さんの訃報を聞き、観なければという使命感に駆られて…
「坊はいい子」と何度も言うスマ婆ちゃんに何度も泣かされた… 自分に帰れる場所があることの有難さを痛感する。
偏屈なシゲじいも、お昼ご飯を運んでくる村のお婆ちゃんたちも、みんな優しくてあたたかい。こんな優しい作品が遺作映画というのも、感慨深い。
おにぎりを頬張るシーンや、柴犬に語りかけるシーンが印象深い、ほっこり
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