登場人物それぞれに
「これが自分だったら…?」と、
置き換えながら鑑賞しました。
事前のリサーチも控え、
あらすじも深読みせず行って良かった。
静かだけれど淡々と進んでいく。
とても深くて暗い。
途中クスッと笑えたりするけど、
気持ちがスカッとする作品ではない。
でも、ちょっとだけ。
ほんのちょっとだけ、
最後に希望が見える気がする、そんな作品。
この作品の素敵だと思うところは、
「ほら、人はこうして
苦難を乗り越えて大人になってくんだぜ!」
「明るい未来!どや!!」的な
恩着せがましいストーリーではなくて、
大人にだってできないことや
乗り越えられないことはあるんだよ。と
そっと教えてくれるところ。
みんながみんな、
過去から前進できるわけじゃないし。
それでも生きていくしかないんだな…。