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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のharuのレビュー・感想・評価

4.2
300人ものユダヤ人を救った夫婦の実話。
ジェシカチャスティンってクールな役が多いけど、この作品ではイメージと打って変わって母性溢れた優しい雰囲気で、動物と触れ合うシーンはほっこりする。
でも、これは酷い時代の話。ナチスドイツによって動物園は爆撃を受け、ほとんどの動物は死んでしまう。動物たちが殺されるシーンは本当に胸が痛む。
そしてとうとうあの恐ろしいホロコーストが始まり、アントニーナとヤン夫妻はどうにかユダヤ人達を救う方法はないかと動きだす。
ユダヤ人を匿っていることが知られたら確実に殺されてたかもしれない。そんな中でもユダヤ人強制居住区域に入り何人ものユダヤ人を救出したヤンと、家の中に匿い、本当の家族のように我が子のように守りきったアントニーナには感銘を受けた。
酷い歴史の中にも、希望があった。それだけで救われた気持ちになった。
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