みつ

見栄を張るのみつのレビュー・感想・評価

見栄を張る(2016年製作の映画)
3.7
日頃から見栄を張りがちな自分には、主人公の見栄の張り方がとても痛く、心に痛く……。

だからこそ、主人公がゆっくりと静かに確かに
変わって行く姿に心の奥がぎゅっとなるのを感じた。

泣き屋という仕事が珍しいからこそもっと描いてほしいとも思ったけれど、
涙を流す浄化作用に似て
鑑賞しながら見栄っていう凝り固まったものがほぐされ浄化されていくようだった。

監督やキャストの人柄が滲み出るような
優しさの伝わる日本映画です。
みつ

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