気がつけば題名に"リバー"が付く作品には度々ノックアウトされてきて…
ミスティック・リバー
リバー・ランズ・スルー・イット
ロスト・リバー
フローズン・リバー
etc…
そして本作、再びガツンと。
雪間に、静かに。
感想は、さすらい農場さんやこうだいさんや勝五郎さん他、素敵なレビューが殆ど代弁してくれてまして(^◇^;)
うん、うん、そうそう〜と頷くばかり!
たしかに胸に響いた台詞も幾つもあったし、主役のジェレミーの立ち位置も良かった。
悲しい重さのある現実的な話が、真っ白な静寂の世界に飛び散った血の赤を始まりとし、静かに進んでゆく。
(松田優作ではないが)←古い?
「なんじゃこりゃ!」みたいな的外れや人気俳優のアップで呼び込みだけじゃん…なジャケットが多い中、本作のジャケットや広告は秀逸。レベル高し。
写真やデザインで"説明はせず"に、既に映画への導入として引き寄せられる。
観終わって尚、素晴らしいと感じた。
とにかく説明しているなあと感じると引いてしまう。なもんだからこんな或る意味で重厚な作品に逢うと、内容は重く考えさせられ決して安易なハッピーにはなれないんだけれど、一方で"映画っていいな〜"と味わっている自分が居る。
大作でなくとも、とても記憶に残る作品でした。