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ウインド・リバーのgeminidoorsのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.2
気がつけば題名に"リバー"が付く作品には度々ノックアウトされてきて…
ミスティック・リバー
リバー・ランズ・スルー・イット
ロスト・リバー
フローズン・リバー
etc…
そして本作、再びガツンと。
雪間に、静かに。


感想は、さすらい農場さんやこうだいさんや勝五郎さん他、素敵なレビューが殆ど代弁してくれてまして(^◇^;)
うん、うん、そうそう〜と頷くばかり!

たしかに胸に響いた台詞も幾つもあったし、主役のジェレミーの立ち位置も良かった。
悲しい重さのある現実的な話が、真っ白な静寂の世界に飛び散った血の赤を始まりとし、静かに進んでゆく。

(松田優作ではないが)←古い?
「なんじゃこりゃ!」みたいな的外れや人気俳優のアップで呼び込みだけじゃん…なジャケットが多い中、本作のジャケットや広告は秀逸。レベル高し。
写真やデザインで"説明はせず"に、既に映画への導入として引き寄せられる。
観終わって尚、素晴らしいと感じた。

とにかく説明しているなあと感じると引いてしまう。なもんだからこんな或る意味で重厚な作品に逢うと、内容は重く考えさせられ決して安易なハッピーにはなれないんだけれど、一方で"映画っていいな〜"と味わっている自分が居る。

大作でなくとも、とても記憶に残る作品でした。
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