るなしー

ウインド・リバーのるなしーのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.5
ただのミステリーではなくけっこう重ための社会派映画

何人もの女性が遺体で発見されても、そのうちの「ナタリーに関する事件のみが明るみになっていて、他の女性たちの死因などについては明らかではない」というのが事実に基づいたこの映画の中での表現なのであれば、次々と現れるが解決されない事件にも納得がいく


世界に対する怒りを抑えきれなかったナタリーの兄にコリーがいった
「俺は感情の方と戦う 世界には勝てない」
ということばが、諦めのような虚しさと向き合っていく意志の強さをかんじて印象的だった
るなしー

るなしー