完成披露試写会にて鑑賞。
見目麗しい俳優さん推し、ドラマ不振のフジ製作だったので、失礼ながら正直そんなに期待してなかったんですが、いや面白かったです。
シリアスと笑いの配分、映画のテンポがよくて飽きない。のは、CM出身の監督さんだからでしょうか。
原作未読だったけど、キャラクターと演者のイメージが合致していて、読みたくなりました。
(見てから2冊くらい読みましたが、再現具合もちょうどよかったです)
イケメン俳優って触れ込みで客寄せされているけれど、それだけで中身がないなんてことはなく、キャラクターの個性がしっかり出てて愛せる映画でした。
個人的には今ノリに乗っている菅田将暉演じる帝一の、美しさも強い自我の背景にある弱さ、どうしようも抗いようのない挫折を味わったシーンの、儚い表情にはぐっとくるものがありました。