アンタレス

帝一の國のアンタレスのレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
3.7
自分の国を作る、と豪語するは赤場帝一(菅田将暉)。数多の政治家を輩出する名門校、海帝高校へ入学した帝一は、まずは生徒会長となることを目標に、将来は総理大臣への展望を見据えている。
次期生徒会長は、現生徒会長が指名した候補から選ばれる。帝一は手始めに、次期会長最有力の氷室ローランド(間宮祥太朗)に取り入ろうと画策する。


赤場帝一は強い意思を持った真っ直ぐな人間であるが、菅田将暉はハマり役といえるほどのオーラを持っていた。
あっさりとしたコメディの連続から、絶妙なタイミングでシリアスなシーンに急転換し、余韻を持たせてストーリーを締めている。上手い構成だと感じた。
私は原作未読であるものの充分に楽しめたので、原作を知らないため鑑賞に食指が伸びない方も、一度観てみてはどうだろうか。間違いなく良作といえる。
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