みおこし

ザ・ルームのみおこしのレビュー・感想・評価

ザ・ルーム(2003年製作の映画)
3.3
過去鑑賞。『ディザスター・アーティスト』の元ネタになった、21世紀'最低'の映画と称されるトミー・ウィソーの代表作。

あらすじを説明することさえままならない支離滅裂感...(笑)。ジョニーとリサという一見うまくいっていたはずのカップルが、マークという間男の存在により崩壊していくという悲しい?ラブストーリーなんですが、なんかもう笑っちゃって笑っちゃって悲しくも何ともなかったです!
詳しくは『ディザスター・アーティスト』でご覧いただきたいですが、撮影の裏側でスタッフたちは散々トミーに振り回され、出来上がった脚本も全く筋が通っておらずツッコミどころ満載になってしまったということで、全くもって感情移入ができないストーリー展開になっています。
「で、あなた誰?」的な方々が次から次へと出てくるし、「あれ?さっきこの人病気じゃなかったか?ケロっとしてるぞ」など、伏線の回収どころか伏線を散らかし倒す始末(笑)。
そして超絶意味不明なのが、主演のトミーとリサ役の女優さんの無駄すぎる絡みが延々と続き、それもなんか妙に生々しくて見てられない!!濡れ場を単純に入れたかっただけでしょと思わず吹いてしまいました...(笑)。

日本ではビデオリリースはされずだったそうなのが残念ですが、動画配信サービスで何とか視聴することができました。でもカルト作品だということも頷ける珍場面のオンパレードに、一人で観ていても爆笑をこらえきれなかったので(笑)アメリカみたいにきっとみんなで上映会とかできたら楽しいんだろうなと...。
屋上でジョニーがリサに一人でキレまくる'I did not hit her. It's not true. It's bullshit. I did not hit her. I did not. Oh,hi Mark.'は映画史に残る名シーン。
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