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ソング・オブ・ラホールのyumのレビュー・感想・評価

ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)
4.3
眩しいくらいキラキラしたおっさん達!練習中の姿はプロの顔なのに、音楽が好き!という純粋さは素朴で愛おしい。
パキスタンの市井の人々の生活や考え方が垣間見れる所も良かった。

NY公演では、芸術家の地位を取り戻すためにアメリカのスタイルを学ぼうとするサッチャルと、ジャズは他者を受け入れるもんだ、というジャズの王様マルサリスのお互いの姿勢に、七転八倒の舞台裏〜からの本番の演奏は双方の芸術が融合した本物ならではのカタルシスー!

急遽参加したシタール奏者の演奏直後のドヤ顔とマルサリスの嬉しそうな顔、サッチャルメンバーの楽しそうな顔、素晴らしい演奏に、自分も会場にいるかのように拍手を送りたくなってしまいました。
かっこいいなぁ。禿げ散らかしたおっさんだろうとこんな演奏されたら惚れてしまうよ。来日が楽しみです。

あと「スウィングしなけりゃあとがない」ってコピーも良いな〜と思いました。

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来日公演でサッチャルメンバーの演奏を聞きましたが、CDや映画の印象よりもずっと洗練されていて素晴らしかった。マリのトゥマニ・ジャバテの音楽を聴いた時の感動を思い出しました。
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