ソング・オブ・ラホールの作品情報・感想・評価・動画配信

「ソング・オブ・ラホール」に投稿された感想・評価

才能がありながら、自国パキスタンでは音楽を生業にすることが難しく、かつ低カーストと見なされてしまうため、転職を余儀なくされていた音楽家たち。

彼らがNYの街を自由に歩き、街中で演奏するミュージシャンをうれしそうにまぶしそうに見ていたシーンが印象的。
プライドの高そうなジャズマンに対し少しの引けも取らない、自分たちからひょいと垣根を越えてみせた高度で豊かな演奏技術と、音楽にかける気持ちの強さに脱帽。
umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0
軍事政権の台頭により、イスラム法の徹底が進み
"イスラム教は音楽を禁じている"という理由で弾圧され
衰退した伝統音楽や映画産業
失われ、忘れ去られていく文化

伝統を残し、国の内外に知ってもらうため
ジャズと古典音楽の融合を目指すバンド

ラスト、アメリカのビッグバンドとのニューヨーク公演は涙なしでは見られない
リハでの噛み合わないグルーヴと解釈
なんとか成功させようと必死に喰らい付いていく
そして本番での両国のミュージシャン達は、同じ様な表情で、焦り、感動し、興奮していた。
これが文化の融合ではなくなんと言おう
そこにはプレイの素晴らしさだけではなく、確かに人と人が平等に体験し、感じ、戦い、最後には肩を組んでいた。

文化は物ではなくそれを創り受け取る人がいて初めて成立し、受け継がれていく
そしてそれは時代を経て進化し、新しい可能性を産むんだなと思った
「ソング・オブ・ラホール」


パキスタンの地方都市ラホールで結成された伝統楽器集団、"サッチャル・ジャズ・アンサンブル"が起こした奇跡を追ったドキュメンタリー。


シタールやタブラといった伝統楽器がいかにしてジャズと融合し、ニューヨークでウィントン・マルサリスらと共演するに至ったのか。


異文化・異言語・異拍子の壁に悩まされながら、彼らならではのジャズがいかにして完成したのか。


伝統を守りつつ進取の気風を取り込む彼らの挑戦にハラハラしつつ、最後に胸に去来するのはジンワリとした感動。


劇場で見たのは4年前だが、本当に素晴らしい映画体験だったと思う。政情も世情も刻々と変わりつつある昨今ですが、そんな今だからこそ見てほしい映画。音楽の力に感服します。
beniko

benikoの感想・評価

4.2
もっと世間に知れ渡ってほしい音楽ドキュメンタリーだった!イスラム化が進んで映画や音楽が衰退していったパキスタン。

音楽は罪深い。音楽家だとバレると低カーストに見られ、このまま伝統音楽を続けても国内にリスナーはいない。そんな状況でも残った音楽家たちが世界に目を向け、西洋の文化であるジャズを取り入れて伝統音楽に新たな命を吹き込んでいく。

初めてのニューヨークの夜、音楽がそこら中で自由に演奏されているのを目の当たりにしたメンバーの嬉しそうな顔が忘れられない。

ラストのコンサートは圧巻!
パキスタン、ラホール地方は伝統音楽がさかんだったが弾圧で衰退。おじいさん達が音楽を守るために伝統楽器でジャズに取り組む…っていうドキュメンタリー。息子とか孫に継承する、みたいな感覚がカッコよかったな
無

無の感想・評価

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イスラームの布教により音楽と演劇が激しく規制され、演奏者が激減してしまったパキスタンの地で伝統音楽を守り続ける人達が遠くNYでセッションをするまでのドキュメンタリー映画。
音楽家はカースト下位の職業なのでひた隠しにしていて、わざわざ防音室のある地下に潜って演奏するという裏話には驚く。
不安と戸惑いのリハーサルを経ての本番の演奏は見ごたえがあるが、どうせならドキュメンタリーの部分は少なくして彼らの演奏をもっと沢山聴きたかった!
伝統を引き継ぎつつ新しい物も取り入れていく演奏者の努力も素晴らしくて良い話だし、人が良さそうな人ばかりで終始さわやかだけど音楽が心地よすぎて度々寝落ちしてしまう…
夜に観ると確実に眠くなるので昼間の鑑賞がおすすめ!
asquita

asquitaの感想・評価

3.8
パキスタンの伝統音楽演奏家たちのバンド、サッチャル・ジャズ・アンサンブルがニューヨークでジャズをやる話。共演相手はあのウィントンのビッグバンドだからすごい。

シタールやバーンスリーと呼ばれる横笛、タブラをTake Fiveにどう合わせるか。なかなかまとまらない。悩ましいな。それが最終的にこんな風に絡むんだ…一つの音楽にかけるミュージシャンたちがとにかくかっこいい。
rikky

rikkyの感想・評価

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「パキスタン人がテロリストではなく芸術家ってことを知らせよう」ってセリフ、泣ける。俺はまだそこまでの気持ちで仕事をできていない。
パキスタン独立記念日に鑑賞。
リハーサルのマイペースさがパキスタン人らしすぎるけど、本番は仕上がってて泣いた。
あぁまたラホール行きたい、、
パキスタン、サッチャル・スタジオのドキュメンタリー。

イスラム軍事政権により音楽を奪われた芸術の街
、パキスタン・ラホール。
伝統や文化を絶やさないために立ち上がった男たちが、新しい音楽を取り入れながら、NYでセッションするまでを追ったドキュメンタリー。

エキゾチックでソウルフルな伝統楽器の音色が素敵!
超マイペースなのがちょっとシュールで、リハシーンとか観ていてひやひや。
N.Y.でのステージ映像にはゾクゾクする!
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