◆あらすじ◆
地球の周囲を無数に舞う人工衛星をボタン一つで地球へ落とすことのできる装置「パンドラの箱」が謎の4人組に奪われる。CIAのマルケは死んだことになっているトリプルX、ザンダー・ケイジを復帰させ、装置の奪還を命じる。
◆感想◆
「トリプルX」シリーズの3作目となり、シリーズを観ているとより楽しめると思います。
2作目で死んだことになっていたザンダー・ケイジ（ヴィン・ディーゼル）が復帰し、「パンドラの箱」争奪戦を行う本作は、アクションシーン満載であるとともに、トリプルXの称号を持つ者たちの人間関係が変化していきながら、トリプルXとして世界にケリをつけるカッコいい作品になっています。
ザンダー・ケイジを始め、トリプルXのふざけたチームメンバーたちが普段は緩い雰囲気ながら節目ごとにピリッと緊張感のあるかけ引きや戦闘で観ている私の気持ちを惹きつけてくれており、アクションシーンの印象の強い本作ながらストーリーの緩急が上手くついているように感じました。
そして、ストーリー最初にトリプルXの創設者で司令官のギボンズ（サミュエル・L・ジャクソン）が人工衛星の落下に巻き込まれ死亡することから、チームがギボンズの意思を継ごうとする姿勢が見られて、熱い気持ちになりました。
謎の4人組としてジャン（ドニー・イェン）など戦闘能力の高い人物が敵となって立ちはだかり、ザンダー率いるチームと戦いになる展開も面白かったです。
ストーリー後半は本当の敵と味方がハッキリしていくとともに完全なチーム「トリプルX」として戦いを始めます。苛烈な銃撃戦や格闘戦が楽しめました。
スキーを履いたバイクでサーフィンしたり、鉄塔から飛び降りてスキー、スケボーで山を滑走したりと絵面として面白いシーンが多く、どうやって撮影したのか気になるくらい、奇想天外なシーンが多くありました。
細かい理屈抜きで楽しめる作品となっており、面白かったです。2作目もきちっとフォローしている点も良かった。
鑑賞日：2024年1月8日
鑑賞方法：Amazon Prime Video
