H4Y4T0

ロスト・バケーションのH4Y4T0のレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
3.5
シークレットビーチで巻き起こる恐怖を鮮烈に描いた「美女と野獣」ならぬ「美女vs鮫」のシチュエーションスリラー。
久しぶりのサメ映画鑑賞に一抹の不安がよぎるも(どちらかというと不得意な方なので)今までに味わったことのないスリルと興奮に満足を隠し切れないでいた。
最新の「VFX」を駆使した見応えある迫力映像と、”俺ちゃん嫁”ことブレイク・ライヴリーのスタイリッシュでセクシーな演技が本作の見所。

特に“痛み”のリアクションが絶妙。軽くホラー映画チックなパニック・ムービーの雰囲気に適した熱演は実に見事だ。
物語はやりすぎず詰め込みすぎず微かに物足りなさを感じるぐらいの丁度いい塩梅で構成されており、知恵と戦術で挑むサバイバルアクションとしても楽しめる。

あとはカメラワークが秀逸だったかな。彩度のバランスやコントラストの使い分け方が上手い。
ラストだけ勿体ないというかなんとなく腑に落ちない気がしなくもないが、ブレイク・ライヴリーの抜群のスタイルとカモメの可愛さに免じて今回は目を瞑ることにしよう。
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