水谷豊が40年思い続けたタップ映画だけあって、中途半端ではない、タップの全てがわかる本気のタップ映画。
あっという間の131分、特にラストの24分は、映画というより本物のショーを見ているかのようでした。タップをよく知らない私でも、タップは努力なくしては出来ないし、身体を張るからあの足音が奏でられるものなんだと気づく。
登場人物誰もが「最後」と気合を入れた圧巻のラストショウを、映画館の大スクリーンと音響で、心に響くタップの音とショウの演出を是非味わってもらいたい。
エンドロールが終わってもすぐに立ち上がる人がいなかった。久々に、観てよかったと思える邦画です。