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マレフィセント2のsotasatoのネタバレレビュー・内容・結末

マレフィセント2(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ムーア国と人間の国の対立をイングリス王妃によって起こされることら物語は始まる。フィリップ王子がオーロラにプロポーズし、快諾したオーロラは城で開かれる食事にマレフィセントを呼ぶ。これはイングリス王妃に呼ぶように言われたからだ。しかし、人間の国ではオーロラに呪いをかけたマレフィセントの噂話は悪いものばかり。だから、角だけでも隠すようにマレフィセントにオーロラはベールを渡すのだった。食事の席では、ジョン王をイングリス王妃が呪いの糸車の針で刺したのに、それをマレフィセントの呪いとしたのもイングリス王妃だ。
 彼女のせいでマレフィセントはその場を去る。その時に鉄の銃弾で撃ち落とされ海の底に沈む。すると、助けが来て目を覚ますとそこにはマレフィセントと姿の似た妖精が住む島だった。
 最終的にイングリス王妃に煽られて人間と戦い、妖精を殺す火薬で虐殺されることになる。マレフィセントはオーロラを自分の身を呈して守ることで一度消えてしまう。しかし、彼女はフェニックスを先祖にもつ妖精。見事蘇り、戦いに終止符を打った。
 途中のイングリス王妃のウエディングドレスをオーロラが破って窓の外に行くシーンも好きだ。そして、ここよりも好きなのが、イングリス王妃をマレフィセントがヤギに変えて角にベールでもかければと言うシーンがカッコよすぎた。
 最後に、この作品では差別はよくないという語り尽くされたテーマだけを扱っているのではない。世に言う悪役というやつの話を聞いてみたら、正義と言われる奴と変わらないではないかと語りかけているように思うのだ。だから、私達は本当の悪とはなんなのか考えなければならない。いつもの悪役が悪役でいられるようなそんな平和な世界の方がいいのだろうから。
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