前作は「眠れる森の美女」の新解釈としてとても鮮烈で良い作品だと思ったのですが、今作は二次創作キャラクターとしてのマレフィセントのツンデレ加減を、ネタ要素として楽しむ"ファン映画"となってしまっています。
「マレフィセントは(前作で)真実の愛を知ったのに、いつの間にかそんな事実は人々に忘れ去られ、再び怖い魔女扱いされるようになってしまいました。」
みたいなナレーションが冒頭に入った時点で嫌な予感がしました。
潔いほど悪に染まった王妃ももはやネタキャラ。お城の地下で隠れて武器（鉄の弾丸）を作らせているシーンや、飛んでいるマレフィセントを一発で仕留める部下のエイム力にちょっと笑ってしまいました。
しかしB級感は全くなく、キャスト陣も豪華で映像も綺麗です。音楽にも力が入っているように感じました。
