けろちゃん

BU・SUのけろちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

BU・SU(1987年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

富田靖子の持つ素朴さと憂いが映画を立たせているような気がした。
上京したての頃のあの不器用さ、他人事ではないように感じてむずむずした。
街が青に染まっているシーンがとてもきれいだった。
授業さぼって電車に乗って知らない街をぶらぶらと歩くの、高校生の時にやりたかったな。
今は無い、浦安魚市場…。
八百屋のお七のシーン、ちゃんと三味線とかの音楽を流してもいいと思った。
公演は梯子が折れて不完全燃焼で終わってしまったけど、観てくれた何人かがわかってくれたのが救い。
キャンプファイヤーを燃やすシーンは燃え残りがないようにということなのかな。
最初と最後で麦子や友達の顔つきがかなり違って、タイトルは持って生まれた外見のことではないのだなと思った。
「教室にいる人間は死んじゃいけないの」
けろちゃん

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