BU・SUの作品情報・感想・評価

「BU・SU」に投稿された感想・評価

櫻

櫻の感想・評価

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母とはなれて東京へ。何もかもが大きい、広い、新しい。いろんなことがおこる街。建物と木の間から差す木漏れ日がまぶしい。気が狂いそうになる、顔なんてあげられやしない。

すずめ。しかめっ面。ひねくれ者。芸者見習い。すずめは飛べるか。
私はやっていけるんだろうか。

教室は戦場みたいだ。
鬱々として、狭い、痛い。
席に座っているだけで奇跡的だ。容赦のない、冷たい眼、笑い声、暴力。透明な弾丸が飛びかう。本当に笑っている子は、何人いるんだろうか。まわりが見えない。でも、なんでも見える場所。逃げてもいいよ、逃げた先に何かあるかもしれない。だけど、教室にいる人間は、死んではいけないんだよ。

冷たくて、羨望に似た弾丸が飛んできた。やってやろうじゃないかと、心に火がつく。だって、やるしかないんだもの。だから、舞う。

彼女のふっきれたような顔。燃える炎。飛びちる火の粉。その中で、髪を押さえながら去っていく彼女の美しかったこと。



これこそ、青春だと思った。私が知っている青春。きらきらと明るくなんかない。大人へと変わっていくのは、辛い。でもね、私には、光って見えた。"十代って太陽の黒点のようなものなんだ。光があつまりすぎて、かえって暗く見えるのにひとしい。"これは、私のだいすきな詩人のことば。私は、彼らのいる黒点から離れていくけれど、後ろから連れだって歩いてきてね。
noyoona

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3.5
等身大で清々しい。時代が違っても、想うこと感じることって案外変わってない。
kohei

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4.2
これまたすごい、静かな情熱を感じる映画。
全てを捨て去った先に己が見えてくるということ。溢れ出す青春と歓喜の音頭に胸が高鳴る。
なし

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4.0
綺麗だった
火を投げ入れるところ好き
広岡由里子さんの「あたし、帰ってもいいかなあ」も良かった
つぐみといい最後はなんだかこぎみいい
「教室にいる人間は死んじゃいけないんだよ」
maro

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透明感溢れるすずめの儚げな表情がたまらなく良い。すずめの笑顔に背中押してもらいたくなったらまた観よう。
kyota

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4.9
DVDを買って30ン年ぶりに観賞。当時はピンとこなかったのですが、久々に見て強く心打たれました。何しろ富田靖子の存在感が凄い!可愛らしくも陰りのある主人公・麦子を、少ない台詞で見事に演じています。「BUSU」というのは性格なのか?個性なのか?考えさせられましたが、麦子が、不器用ながら自分の個性を失わずに、人間関係をクリアして成長してゆく様が丁寧に描かれているのが素晴らしいと思いました。余韻を残す、完全なハッピーエンドでないエンディングも最高。唯一文句をつけるなら、高嶋政宏がやはり高校生には見えないこと…笑
otom

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3.9
現在も全く劣化している感じがしない富田靖子の全盛期の頃の一本で市川準監督長編デビュー作。陰険な3年B組に放りこまれてしまう天使な富田靖子。仏頂面をしつつも、以外とガッツがある。それだけに最後の笑顔はあまりに眩しい。成功する青春だけが笑顔を生む訳ではない。年をとってから観てみると市川準監督の細かい演出も良く見えてくる。やっぱり良作。
良いね、バブル時代日本と芸者修業って全然違う世界のミックス。爽やかで気持ちの良い青春映画だ、映像も素晴らしい。文句は言えないよ、こういうのが大好き!新年の初の5点だ。
のぶ

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4.0
総武線、見ることが罰のような風景
小さないろんな家族がしゃがんで、穴掘ってんだよなあ

やさぐれた感じと原由子の音楽が良き時代
たなか

たなかの感想・評価

4.6
市川準監督デビュー作、ということですが以降の作品に脈々と続いていくテイストや80年代後半って時代がマッチした面白い作品だった

学校という空間のあの微妙な、見る人によって捉え方が全く変わるムード、いつもなんとなくモヤつきイラつく女の子を富田靖子がドハマり役でとても良く撮られてました

多分東西線飯田橋駅だと思うんだけど木のベンチがアホみたいにデカイとか妙なところにも目がいってしまいました笑
市川監督作品全編に通して言えると思うんだけど、ロケハンエグそう笑

目黒シネマのフィルム上映みたかったな~
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