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「BU・SU」に投稿された感想・評価

ニウ

ニウの感想・評価

4.5
最後はほんとに可愛い。可愛い。誰かを見てる感じ。本を読んでいる細くて綺麗な女の子。先生の顔。20200320

このレビューはネタバレを含みます

富田靖子の持つ素朴さと憂いが映画を立たせているような気がした。
上京したての頃のあの不器用さ、他人事ではないように感じてむずむずした。
街が青に染まっているシーンがとてもきれいだった。
授業さぼって電車に乗って知らない街をぶらぶらと歩くの、高校生の時にやりたかったな。
今は無い、浦安魚市場…。
八百屋のお七のシーン、ちゃんと三味線とかの音楽を流してもいいと思った。
公演は梯子が折れて不完全燃焼で終わってしまったけど、観てくれた何人かがわかってくれたのが救い。
キャンプファイヤーを燃やすシーンは燃え残りがないようにということなのかな。
最初と最後で麦子や友達の顔つきがかなり違って、タイトルは持って生まれた外見のことではないのだなと思った。
「教室にいる人間は死んじゃいけないの」
親元を離れて東京で芸者と学業の二足の草鞋を履く麦子
周りと馴染めず、御稽古もついていけない。
クラスの子達は馴れ合おうとしてこない、むしろ彼女にとっては好都合かもしれない。
転校当初って人に囲まれそうだけどなぁ…よく分からん男子が傍に来てスパーンって殴るとこちょっと面白い。
中心人物のイケイケ女って何で毎度嫌な感じなんでしょう。うちの時も嫌だった。
箱の中身開けられないから開けて→手鏡とか本当に性格悪い。
失うもの(友達)は何もないのと彼女の性格からはっきり言っちゃうのね、格好良いね。好きだ。
善悪の区別がつかない外野は嫌いだよ。怪我しても自業自得だよ。
まぁその結果イケイケ女には目つけられるけど庇ってくれた女の子は慕うよね、
おっさんにブス呼ばわりされる筋合いないんだよなーーーーーー!!!
私もブスって言われてきたし、相当捻くれてるし、自分でも思うけどお前に言われなくても分かってるわって感じ。うるせータヒネって思います。
自分も高校の時馴染めずに浮ついてたなーとか思い出したり。結局卒業まで学校の思い出は大して無いな。
一番好きなシーンは飲酒シーン(高校生であることを文化祭の看板で知った)
上から撮影した泡が溢れたビールとあの子達がリンクしているように感じた。
溢れた者同士助け合い、練習、本番
結果が全てじゃないんだよ。過程が大事なんだよ。
直接的なメッセージはなくとも背中押された気がした。私も頑張ろう。
あと時折入るスローカットが印象的でした。
とにかく瑞々しい。登場人物の顔が、個性として際立つことなく、風景と同じ濃度で感じられる。どこかで見た風景の焼き回しを全て綺麗な感傷に替えてしまう気持ちよさが全編に染み渡る。電車や人の走る様の撮影、きめの細かい水の描写、環境音と同化しそうな会話がそれを支えている
Fumiya

Fumiyaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

あり方それ自体で語る彼女の姿に勇気づけられる。
そして叔母の言葉全てがパンチライン。

「逃げて逃げて逃げたら、何か見つかるかもね。」
「まあこんなもんじゃない。蔦屋の人間は観に行かないから、勝手にやんな。」
かめの

かめのの感想・評価

4.6

市川監督は『東京兄妹』しか観たことがないけど、素朴な少女が好きなのかなぁという印象(銀色夏生の詩集を持っていそう)。もちろん私も好きです富田靖子可愛い。

最近はドキュメンタリー風の映画が多いから、かえって心理の流れのようなモンタージュやストップモーション、クロースアップが新鮮に感じられた。挿入歌も良い。富田さんの不器用な感じが上手く出ていた。

文化祭、私も手伝うから、と追いかけてきたシーン好き。
すごく好きな映画。
オープニングから魅入ります。教室の撮り方、あらゆる邦画の中で一番好き。

孤独と戦い、己と向き合い、肯定してくれる映画。
chikin

chikinの感想・評価

-
想像していたのとだいぶ違ったし、わたしには解釈しきれなかった…

エンドロールを見ながらもっとすずめちゃんの笑顔が見たかったなと思った

すずめちゃんの心境の変化を描いてるんだと思うけど…
何をくみとったらよかったんだろうな〜
Cassie

Cassieの感想・評価

-
若かりし頃の髙嶋政宏さんが見たかったというのと、映画のタイトルに惹かれて借りてきました。麦子ちゃんの性格がブスだとは一度も思わなかったなぁ。表情がブスっとしていて、いとこからの質問などにもシカトしていた時は「何なんだ、この子は」って感じだった。だけど、クラスで嫌がらせをしている女子に対して「何でそんなことするんだよ」っと言ったシーンを観て麦子ちゃんの見方が一気に変わった。母親の前で素直になれない感じが人間味があって面白かった。
al

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3.8
主人公麦子は芸者の見習いである傍ら学校に通う高校生。自分の殻に引きこもり、悩みながらも一人の女性として成長していく姿を描いた市川準監督の初期作品。

どこまでも無表情な富田靖子、80年代の東京の風景、ボクシング男子の高嶋さん、ピンクジャガーの登場。どこを取っても新鮮な画。


以下少々ネタバレしてます。














確執のあった母親に、東京はいろんな人がいて面白いと話す麦子。その表情は清々しい。これが現実でなくとも麦子が過去の自分と訣別し、前を向いて生きていく覚悟ができたということではないだろうか。

エンドロール、原由子の爽やかな歌声とともに白黒で映し出される富田靖子の笑顔がとびきり可愛い!
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