チビコロ

わたしは、ダニエル・ブレイクのチビコロのレビュー・感想・評価

4.0
なんて生きにくい世の中なんだ。

ケン・ローチ監督作品初鑑賞。
これはズシリときた。
夫が「ケン・ローチ作品は観る前に覚悟がいる」と言った意味がわかる。
エンタメ性は何もない。
淡々と日常を映し出し、ドキュメンタリータッチなのがまた堪える。

映画って鑑賞した年齢とか立場によって捉え方や感じ方が全然違ってくる。
自分も母親になった今、シングルマザーで子ども大切にしてて優しくて自分犠牲にしてる女性とかハンカチなしではもう見てられない。

人の暖かみも感じられる映画だけど、それ以上に現実が重くのしかかる。

社会派って、現代の問題を訴えてくるけど、必ずそれ以前の社会問題も絡んでくる。
(夫が詳しいからいつも勉強になる)
国民は政府、行政に振り回されてホント何のために税金払ってるのか。

日本にもやってくるだろう格差社会。
恐ろしい。
チビコロ

チビコロ