わたしは、ダニエル・ブレイクの作品情報・感想・評価・動画配信

「わたしは、ダニエル・ブレイク」に投稿された感想・評価

Amane

Amaneの感想・評価

4.0
制度があっても機能しなければ、その制度が足枷となり、人を殺めてしまうのだな...
Food bankでトマトソースを食べるシーンが辛すぎた。

"I paid my dues, never a penny short, and proud to do so. …I don’t accept or seek charity. My name is Daniel Blake. I am a man, not a dog. As such, I demand my rights. I demand you treat me with respect. I, Daniel Blake, am a citizen, nothing more and nothing less."
ここにケーンローンチの怒りが詰まってるな、と。
国や制度を活用したくても、手続きが難しすぎて対応できない人の物語。全てを理解するわけではないが、一定程度こういう困りごとをしている人がいるということは肝に銘じておきたい。
shin

shinの感想・評価

4.3
優しい大工親父ダニエル。その大工親父と出会った2児の母/シングルマザーの物語。

ケン・ローチの作品好きだな!まだ3作品しか観たことないけど。
格差社会がテーマの社会派ヒューマンドラマだけど問題提起が分かりやすくて観やすい。音楽に頼らないリアルな映像で感情移入もしやすかった。

最後の後ろ盾であるべき国が味方どころかほぼ敵。後ろ盾がない故に、職探ししながら1人で子育て…これだけでもしんどい。そんなシングルマザーのケイティが人目をはばからず缶詰め貪るシーンはちょっと衝撃。国がもたらした自制の決壊。

無償の優しさをくれる地元の近所に住む親父いるよね。(俺の地元にはいた。) やたら色んな工具持っててめっちゃ器用で腕力くそ強い親父。ダニエルもそんな感じ。
彼らが直面する壁=役所のマニュアル対応 はアレクサだった。フィードバックしてくれる点でアレクサの方が可愛い。こんなんされたら胃潰瘍になる。
こういう役所仕事とか非人道的な国の制度を見てると日本の制度のありがたみを感じる。
bedroom tax ってSFかよ。

「私は諦めない。人は人としての尊厳を失ったらお終いじゃないか。」
ダニエルかっこよかった。
NagiCheri

NagiCheriの感想・評価

4.0
この映画は、ITを使えない人の尊厳を訴えています。

行政というのは、弱者を切り捨てない心配りが必要な領域だと心底思いました。
ITからこぼれ落ちる高齢者に心を持って接したり、経過措置を設けることは絶対に必要だと思いました。
ITと無縁だけれど、良い仕事をして家族を隣人を愛して生きてきた主人公ダニエルの転落に胸がつぶれそうになりました。

この作品は2016年上映なので、アナログだけれど最高な職人スキルと愛あふれる温かい心があっても、これからはダニエル以上に生きて行くのは難しそう。
(一方、若年性アルツハイマーの人は、20代からスマホを使っているせいか、症状があってもITは使えるのだとか。←これは私が別の本で読んだ話。)

IT化は決して止まることのない、世界の流れ。
ITは巨大に精緻に構築された社会の基軸。
そして情緒や心は通じないのがIT。

世の中の変わっていくルールやITの特性を受け止め、対応し共存していくことがあまりにも必須で、現代を生きる人にとっては「本当に生死の分かれ目になる」かも。。ダニエルを見ているとそう思えてきました。

そういえば自分が高齢者になったとき、現役世代はみんなITネイティブ。
ITネイティブの人達にとって、非ITネイティブの私の心を理解したり寄り添ったりするのは難しいかもしれないなぁ!

そんなことを考えると「私はそこまでITしなくてもいいわ」なんて距離をとったりしないのはもちろん、積極的に近づいて使って追い風にして行かなきゃ~、それはきっと、年老いたときに自分の尊厳を維持するためでもある(><)、なんて考えさせられました。

でも最後のダニエルの言葉が気高くて、人間の尊厳を雄弁に物語っていて、データだのエビデンスだの言って過度な自己責任論をふりかざして手を差し伸べなかった側への疑問をちゃんと投げかけてくれていたのが大きな救いでした!!
love

loveの感想・評価

4.5
感情のないクソなルールの前に腐ってしまったら負けなわけで。正直で真っ直ぐに生きている人に正しい光が当たる未来を。
tamita3

tamita3の感想・評価

3.5
心臓発作の持病を抱えた老人と貧困家族の交流と行政問題をテーマにした映画。
日本も同様どこの国も同じような問題を抱えている事を実感
DT

DTの感想・評価

3.6
観てて胸が苦しくなる映画だった
社会の冷たさ、理不尽さ
なんか色々リアルで
日本も似てるなと

役所やらでたらい回しにされて
難しい事を色々要求され続けられて
あれやこれをやらなくちゃいけなくて…
でも制度もしっかりしてないと不正する人もいるだろうし…だから色々厳しくて…
でも本当に助けが必要な人に手が届かないんじゃ本末転倒意味ないよな…
もう少しわかりやすくならんもんかね…
色々

まあ主人公のおじちゃんもちょっと不器用ではあったなと思ったけど、老人に対してデジタル化の現代はやっぱり生きづらそう
自分もパソコンとか色々苦手だから大変…
よくスマホ販売で販売スタッフがわからない老人相手にカモってるイメージがあるんだけどあれ思い出した。






🚨ネタバレあり🚨
シングルマザーの二児のママ
お金なくて子供食べさせるのが精一杯で
飢えで万引きしちゃったり…
子供も貧乏だからっていじめられたりで…
最終的にお金稼ぐめに売春宿で働くことになって…
最後主人公おじちゃん持病の心臓の病で急死しちゃったけど、あのお母さんはどうするんだろ?ずっと売春宿で働いてるのかな…?売春宿で働いてるってのも子供達のいじめに繋がりそうだけど… あの家族も大丈夫なのだろうか…

主人公が突然死んで突然映画も終わっちゃうのもリアルで… 怖い…
生きるって大変だよね、現実は残酷ね…
みんな誰でも不運が続けばホームレス、娼婦になると…
明日は我が身、だね…
自分も映画見てレビュー書いてる余裕あるけど、ホントはちょっと危ない… 私も将来ダニエル・ブレイクになってしまうな
仕事があるって恵まれてるんだよな…

主人公たちのまわりの人は優しかったのが救いかな…
是枝裕和監督が尊敬する映画監督"ケン・ローチ"さん。病気で仕事ができない大工の主人公ダニエルが親族いなく仕事もないシングルマザーのケイティを助ける。自分も困っているはずなのに彼女に手を差し伸べる。社会問題と照らし合わせて描かれており涙なしでは観れませんでした。作中でいきなり真っ暗になるシーンなど他の映画ではない撮り方でとても面白かった。
ムサシ

ムサシの感想・評価

4.0
イギリスに行きたくなる映画👍

マジで頭がおかしくなりそうだった
監督の社会に対する静かな怒りを感じました。誠実に細やかに市民を描く美しい映画でした。もう涙が止まらなくて困った。大傑作ですね。、
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