わたしは、ダニエル・ブレイクの作品情報・感想・評価

「わたしは、ダニエル・ブレイク」に投稿された感想・評価

人と人が助け合うことは素晴らしい
まだまだこの世の中捨てたものじゃない

だけど、それにも限界がある

だからこそ頼らなければならない最後の受け皿が存在する


最後でどん底でそれより下はないかもしれないけれど、人として生きているのだ
アノン

アノンの感想・評価

4.6
途中から気付いたらずっと泣いてた。
それはおそらく、ダニエルが隣人に愛されるとても素敵な人物だったから。
それはおそらく、ケイティが心から我が子を愛する素敵な母親だったから。

人生は辛く険しい。ということをリアルに描いてる。でもそこには愛がある。

政府が嫌い、融通が利かない、デジタル音痴な主人公のダニエル・ブレイク。
最初は、誰からも嫌われる頑固なじいさんなのかと思ってたけど全く違った。
仲間や隣人にはとても愛される人物。
「いつでも頼ってくれ。本当に。」と、ダニエルに声をかける男性の言葉でその事がよく分かる。

シングルマザーのケイティもとても立派な母親。
若いのに子供たちのことを1番に想い、身をすり減らしながら必死に頑張っていた。
缶詰のシーンは涙が止まらなかった。

ラストの手紙はダニエルそのもの。
隣人には手を差し伸べる。助け合って生きていく。
彼との出会いでケイティは救われただろう。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」
とても真っ直ぐなこの題名、この作品にピッタリだと思う。
この世の中の貧困や、格差、頭の硬いお役所のマニュアル仕事、今の日本にも当てはまる事ばかり。

最後は、涙なしには、観れませんでした。優しい、優しい、そして一本スジの通った生き方をした、ダニエルは素晴らしい!
MoCa

MoCaの感想・評価

4.0
扱うテーマは重く、考えさせられる映画だった。
病気で働けないダニエルとシングルマザーのケイティ、支援が必要な2人に対し、国はとても冷たい。お役所仕事には本当にイライラ。たらい回しにされる経験は日本でもよくある。それでもダニエルは不器用ながらも自分に出来ることはやるが、役所の人たちには伝わらない。ダニエルが壁に描いた叫びが胸に突き刺さった。
一方のケイティも子供たちを守るために必死に動くが、上手くいかない。缶詰のシーンは涙が止まらなかった。
冷たい役所の人たちとは対照的に、近所の人たちにや、職場の人たちは優しく、人付き合いの大切さを感じた。ダニエルもケイティもお互いを助け合い、最後は光が見えたかに思えたが、結末は残酷だった。もっと早く何かできていたら、と残念でならない。
ascp

ascpの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

生きていくために、理不尽に自らを犠牲にすることもある。
それは仕方がないことなのか。
誰にも助けてもらえないのか。
社会のルールに縛られ過ぎている世界は嫌いだ。

母親の子供に対する愛は強い。
でもやっぱり、理不尽。

正当な権利を求めて何が悪い、何が規則だ、懲罰だ。
ダニエル・ブレイクのようにまっすぐに生きたい。
moe

moeの感想・評価

4.5
「フロリダプロジェクト」も同じだけど、貧しいから、仕事をしてないから、と言ってその人が子どもを愛していないかと言われればそうじゃないし、その人が悪人かと言われればそうじゃない。お金を稼ぐ方法に良し悪しはあれど、「子どもを守りたい」「生きたい」という気持ちは同じだ。私には何があってもこの人達をジャッジしたり見下したりはできない。ケイティが缶詰を開けて食べるシーンと万引きをするシーンは涙が止まらなかった。

規則でしか動けないお役所。ルールがないと秩序は乱れるかもしれないけれど、彼らに人を守りたい気持ちはあるのか。ただ事務的に仕事をしてお金をもらってるだけなんじゃないかと思ってしまう。もちろん全員が全員ではないと思うけれど。悲しい。

面白かった、という感想は間違っているかもしれないけれど、間違いなく観て良かった映画です。私には何ができるんだろう、できることはあるのかと思ってしまう。
電気羊

電気羊の感想・評価

3.6
イギリスの福祉は「ゆりかごから墓場まで」と手厚いと聞いていたが、福祉局の対応は冷たかったね。すべてがオンラインに社会が変化する中でも、昔ながらのやり方しか出来ない情報弱者に対して、日本なら担当者がやり方を教えてくれるはず。利用したことないので知らんけれど。医者からは仕事を止められ、役所からは働けるから給付はしないと言われ、八方塞がりでようやく裁判に勝てる見込みが出来たとたんに死去とは。金も名誉もない彼の葬儀に参列した人達が多くいたのは、彼の人徳によるものだったんだろうね。
Olivia

Oliviaの感想・評価

4.6
レビューを綴るの難しいので一言で言います。いろんな意味で、心に刺さりました。確実に良い映画。
ザン

ザンの感想・評価

4.1
文字通りのお役所仕事でたらい回しは万国共通か。良心と正義感をもって逞しく生き抜いて、一筋の光明が見えてきたところだっただけに、予想はしていたが無念。
YUTARN

YUTARNの感想・評価

4.5
社会的に弱い立場を描いた映画。
不条理の中生きること、その中で主人公の愛情とか葛藤が苦しかった。
音楽に頼ることなくただただ淡々と描いているところが視聴者の意識を真っ直ぐ映画に向けさせて目を離せない。
監督の手腕が光る映画だった。
観た後はしんどくなるし、晴れた気持ちにはなれないかもしれないけど、間違いなく観て良かった映画。
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