kazun

シエラネバダのkazunのレビュー・感想・評価

シエラネバダ(2016年製作の映画)
3.1
お父さんの法要で狭いアパートに親戚が集まる。ルーマニア民主化前後の世代間ギャップ、価値観の違いから生じる終わりのない議論、親子の愛憎などを描く。

冒頭からイライラした妻が夫に悪態をつく始まりで、どうしようかなー、気分悪いからみるのやめようかなと思いましたが、少し我慢していると段々面白くなってきました。

この国の人たち、皆こんな感じなのでしょうか?とにかく自分の主張ばかり。
共産党がしたこと、王様がしたこと、してくれなかったこと、9.11のテロのこと、人の意見を否定したり聞く耳を持たなかったり。

政治の話はわからないけれど、世代間で感じ方が随分違うみたいでした。
数学の教師をしている親戚の人が一番マトモな気がしました。

BGMがないのもちょっときつかったですね。神父様達の法要で讃美歌があり、生き返るような心持ちがしました。

神父様を待ってお昼食べようとしたのになんやかやで夕御飯になっちゃいましたね。

とにかく、ドア閉めて(笑)
kazun

kazun