KanakoTakahashi

セールスマンのKanakoTakahashiのレビュー・感想・評価

セールスマン(2016年製作の映画)
3.8
暴漢にあった女性が、警察に訴えることを躊躇わざるを得ないイスラム社会を描いています。でも、ただ女性であるだけでつきまとう、恐怖や弱い立場は、国や法律や宗教に関係なく共通していて、そのことが繊細に表現されていました。隣近所の人々の噂や目線、演劇仲間達にもいつのまにか知られている、そのような犯人以外の動きにもリアリティがありました。女性はとにかく耐え、男性は暴力へ走る、たとえ被害者であっても。そんなことが描かれていました。
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