セールスマン(2016年製作の映画)

Forushande/The salesman

上映日:2017年06月10日

製作国:
  • フランス
  • イラン
  • / 上映時間:123分
    監督
    アスガー・ファルハディ
    脚本
    アスガー・ファルハディ
    キャスト
    シャハブ・ホセイニ
    タラネ・アリシュスティ
    あらすじ
    作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中の夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。 ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、ふたりの穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくないと警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべくひそかに犯人捜しを続ける。 演劇と犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。

    「セールスマン」に投稿された感想・評価

    「別離」と同様、思いや言葉の掛け違いが主人公たちを取り返しのつかない所に連れていってしまう悲劇を、これ以上ないくらい、じっくりしっかり隙無く紡いでくるイランの名匠ファルハディ。ほんと、この人の映画は情け容赦ない。
    ラスト30分ぐらいの息をするのを忘れる様な緊迫感。堪りません。

    どうしたってイランという国やペルシャ語圏の文化や慣習が作品に通底するのを極東の観客としては感じてしまうのだけれど、それでも「掛け違い」による悲劇という、普遍的で共感出来る物語に昇華出来ているのが、やはり凄いと思う。
    こういう映画を観た時、映画という芸術の偉大さを改めて感じます。

    自分の浅薄な知識では、戯曲セールスマンの死と本編のテーマの対位の有効性や必然性がぼんやりとしてしまっているのが歯痒い。
    アメリカの近代化の歪みとイランの街の歪みの重なり。主人公の虚勢が愛する人を遠ざけてしまう悲劇という符合。この辺りしか、現状分かっておりません。勉強します!先ずは明日のムービーウォッチメンだなっw

    演者がみな上手いのは言わずもがなですけど、個人的には主人公夫婦の家にご飯を食べに来る友達の子供が自然過ぎて驚いた。無邪気なんだけれど、大人たちのビミョウな空気の変化を察した時の表情とか、うますぎる。
    子役演出の上手い監督は名監督の定説通りですな。
    521号
    -
    室内っていう環境における撮影うますぎだろ。

    終映回だったのだが、もっかい観たいわ。
    watsipec
    4.5
    Excelente.
    sato
    -
    記録
    Bunkamura ル・シネマにて
    最終日かつ最終上映で鑑賞しました。関係ないですが、メガネ忘れてしまい、少々見えづらかったです。しかし、タマフルの課題作品でもあったので、鑑賞しました。
    おまる
    3.5
    後味悪いなー
    疲れてて序盤ちょっと寝てしまったけれど、ラストの後味悪さがスゲーよかった。
    Fuzzzzy
    3.7
    後味の悪い結末と
    余韻がすごい映画だった。
    別離も見てみようとおもう。
    面白かったけど、よく出来すぎててわかりきらない。冒頭の見事な長回しで暗示されるテーマ、扉の開閉、階段の上り下り、電灯の点けたり消したりで語る手際も見事。誰が悪いのかといえば、市民に信頼されていない警察なのでは(そういう話ではない)。
    krage
    4.0
    人が頑張るポイントがずれているときの辛さ。
    言わないと伝わらないこともあるし、言っても伝わらないこともあるし、あとで気が変わることもある。
    toshitake
    3.7
    イラン映画って観た記憶がない…。

    ビルはボロボロで、それでもみんなスマートフォンを持っていて。

    持ち物やソフトウェアはどんどん変わっていってるのに、ハードは全く変わっていない。その国に昔からある男と女の差なんて何も変わってない。

    そんな中、妻が一人で家にいるときにある侵入者に襲われる。

    イランという国のケンエツなどを見事に逆手にとって諷刺し、なおかつ、ストーリーは世界共通の男女のココロの行き違いに落とし込んだ腕前に感服ですね。

    ラストシーンの夫と妻の顔と眼が行列。

    イランとか日本とか関係なく、あの表情に見覚えがある、多分そんな人が多いのではないか…。

    ひさびさのル・シネマでした。
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