ゆ

マリアンヌのゆのネタバレレビュー・内容・結末

マリアンヌ(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

切ない………

映画の雰囲気とか、登場人物たちの1940年代のレトロファッションが素敵だった!
マリアンヌが美しいのはもちろん、どのシーンを切り取っても綺麗!ブラピの軍服も最高。

割と序盤だけど、偽装夫婦としてドイツ大使を暗殺するところが最高にかっこよかった!!その時に殺さずに生かした友達のマダムが後半脅威になったりするのかな?と思ったけど、そこは関係なかったみたい。
スパイ映画というよりは、その仕事の裏にある日常とか人間らしい感情とかにフォーカスされてる感じ。

スパイが特定の人に感情を抱いちゃうと仕事が疎かになっちゃうっていうのはあるんだろうなあ、マリアンヌの疑惑を晴らすっていう事の為じゃなかったら止められてる危険を伴う単独行動なんてしなかったはずだし、と思った。
でもそれだけマリアンヌを心から愛してたって事だよね。

エンジンが掛からない飛行機と、無情にも集まってくる車と、、悲しい結末に向かって行くハラハラがあった。
躊躇う事なくマリアンヌが自分を撃ったのと、その後の大袈裟に泣くでもないブラピの表情がグッと来たなあ。
マリアンヌの最期があって、幸せにひっそり暮らしてる父と娘の姿があって、多くを語らずスッと終わるのも意外だったけど良かったかも。

ケベック人っていう呼び方好き!!
ゆ