Kana

ヒップスターのKanaのネタバレレビュー・内容・結末

ヒップスター(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

うわ〜〜これは好きだって思った。
才能もあって、人気も出てきて、でも何かが足りない、満たされない。
やる気がなくて、人に対して嫌な言い方をして、なんとなく生きてるようなそんな男かと思ったけど、観てくうちに、妹たちに向ける優しい眼差しとか、子供達と話す口調、親友が造ったものを部屋に飾るところ、毎日植物にお水をあげるところ、レースでビリになった友達を絶対に笑わないところ。ああこの人本当はすごく優しい人なんだ、愛おしい人なんだってわかる。
ものすごく孤独を感じていて、その孤独に背を向けて逃げて、でも、親友ともぶつかって許しを請うて、妹たちの優しさに触れて、父ともわかりあって、大事な人たちとちゃんと向き合えたから、これからブルックの人生は、もっとあったかいものになると、そうであってほしいと思う。
すぐに写真を撮りたがるスプリングに、「母さん譲りだな」っていうのが泣けた
Kana

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