北の零年
北のカナリアたち
北の桜守
那須真知子 脚本
吉永小百合 主演
北の三部作の一作目。
救いのない、残酷な物語でした。
時代が変わり、環境が変わり、人々が変わり、
その中でも強く生きる女性を描いた作品。
169分の長尺な作品ではあるが、大味に感じる脚本だった。
登場人物が何故その行動をするのか?と感じる場面が多い。
その人物の行動の背景には何があるのかが、丁寧に描かれていないからではあるが、
登場人物が多いので、その描写を削いでしまったのかもしれない。
連続ドラマとして、各エピソードを肉付けしたなら、視聴者が納得する作品に評価が変わっただろう。
もしくは、ハリウッド映画の様に、制作に時間をかけ、子役の成長に合わせ撮影を進める作りをしたならば、作品の完成度は上がっただろう。