ヒゲメン

北の零年のヒゲメンのレビュー・感想・評価

北の零年(2004年製作の映画)
3.0
北の零年
北のカナリアたち
北の桜守

那須真知子 脚本
吉永小百合 主演

北の三部作の一作目。

救いのない、残酷な物語でした。

時代が変わり、環境が変わり、人々が変わり、
その中でも強く生きる女性を描いた作品。

169分の長尺な作品ではあるが、大味に感じる脚本だった。

登場人物が何故その行動をするのか?と感じる場面が多い。

その人物の行動の背景には何があるのかが、丁寧に描かれていないからではあるが、
登場人物が多いので、その描写を削いでしまったのかもしれない。

連続ドラマとして、各エピソードを肉付けしたなら、視聴者が納得する作品に評価が変わっただろう。

もしくは、ハリウッド映画の様に、制作に時間をかけ、子役の成長に合わせ撮影を進める作りをしたならば、作品の完成度は上がっただろう。