戦争映画は苦手なのですが、とてもおもしろかったです。
主人公が銃を持つことを拒否し、ひたすらに戦場で人を救出します。前半で、何故そこまでして人を殺すことや銃を持つことを拒否するのか、といったことがしっかりと描かれていて良かったです。
グロテスクさが凄いといった話も聞いていたのですが、死体がネズミに食われていたり、土なのか死体なのか分からないくらいに死体が溢れていたりするものの、グロテスクさはあまり感じませんでした。エグさはあったと思いますが。
戦場に着いたときのシーンは、人が死んでいくところよりもまず、殆どなにも見えない所を、どこに敵がいるかもわからない状態で進まなくてはならないというのが見ていて恐ろしかったです。
終盤、主人公が神に答えを求めるシーンと、その回答はとてもすばらしかったと思います。あの地獄絵図な戦場に飛び込んでいき、人を救うというのには胸が熱くなりましたし、感動しました。
ただ、その後米軍の反撃がヒロイックに描かれるのは少しやり過ぎではないかと思いました。
あと、自分は戦艦って海で撃ち合ったりするの?というぐらいの知識しかなかったので、この映画で戦艦の恐さ、ヤバさがよくわかりました。