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ミス・レプリゼンテーション: 女性差別とメディアの責任のmのレビュー・感想・評価

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日本のテレビについて思ったこと
→最近フワちゃんや渡辺直美などの自分の好きなように生きるハツラツとした女性が、新しい女性像として、ありのままで生きることを励ましているように扱われるが(テレビはそれを利用しているだけ。本人達はそういう生き方だと思うし、励まされる女性も多くいると思う)、派手なメイクと極端に明るいキャラが強調されすぎていて、ひと昔前のオネエキャラの人々のポジションに近い気がして怖い。今のテレビの中の若い女性像は、極端に言うと、美人か直美の二つしかない。例えば、テレビを見た子供達は、漠然と、どちらかに近付くしかないと思うかもしれない。実際に、どちらにもなれない私は………。オシャレで明るくてユーモアがある」というイメージに苦しむゲイ男性と似た苦しみが、今度は女性に対して再生産されている。結局、テレビの中の若い女性の多様性は、見た目に依るところが大きいのだと実感するばかり……女性について考えた時、日本のテレビにはほとんど希望がない。面白い番組は全部配信でオッケー。
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