フジタジュンコ

ミス・レプリゼンテーション: 女性差別とメディアの責任のフジタジュンコのレビュー・感想・評価

3.8
答えのないメディア論ではある。難しい。メディアというのはそもそもそういう意図をもったものであって、アメリカのメディアはその意味で大成功である、とも言える。

もっと被害者意識にあふれたドキュメンタリーかと思ってドキドキしていたら、皆さん冷静にしっかり語っているのがとてもよかった。このような言説こそがフェミニズムであって、このようなスタンスにおいてはじめて議論が可能になるのではないかな…ハイヒール履きたくない運動じゃなくてね…

最後のほうに、「体重を気にする時間を別のことに使ったらだいたいの問題は解決できてる」というジョークがあったが、これは、本当にそうだ。