フジタジュンコさんの映画レビュー・感想・評価

フジタジュンコ

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リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

2.9

「貞子DX」を見るために「リング」シリーズを1作目から見るという苦行をおのれに課したことを後悔しつつあります…

貞子(1)をリンチする集団ヒステリーのシーンはなかなかの迫力がありましたし、後半貞子(
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リング2(1999年製作の映画)

2.8

「貞子DX」を見るために「リング」シリーズを1作目から見ていますが、なんかそこまでして「貞子DX」見なくていいんじゃない?という気持ちになってきています…

さて、「らせん」をなかったことにしているパ
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らせん(1998年製作の映画)

2.6

「貞子DX」を見るために「リング」シリーズをおさらいしていますが、つ、つまらなかった……伝説の『サナダの開き』が見られるのだけが救いでしょうか。

原作はきっちりSFらしいのですが、こんな面白ウイルス
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リング(1998年製作の映画)

3.5

「貞子DX」を見るために過去作をふりかえらねば、と、久しぶりに見ました。松嶋菜々子の演技がド下手くそですが顔面が最強に可愛いので許しました。キャラクターの意味不明な行動や発言があったのですが、テレビド>>続きを読む

リング 完全版(1995年製作の映画)

3.3

若き日の克典さんがかわいい!(彼女ヅラした名前呼び)

「貞子DX」を見るために過去作品を復習がてら…劇場版に先立ってフジテレビで制作された2時間ドラマです。貞子がおっぱい丸出しだったりおヒナ(雛形あ
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トイズ・オブ・テラー(2020年製作の映画)

2.0

「バナナ・スプリッツ・ホラー」と同じプロダクションのぬいぐるみが襲ってくる系ホラー。

ジャケットの雰囲気が素敵でめちゃくちゃ面白そうだったのに、本編は残念ながら……

ぬいぐるみたちはまさかのストッ
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バナナ・スプリッツ・ホラー(2019年製作の映画)

4.2

ぬいぐるみが襲ってくる系に飢えていたわたくし、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」では満足できなかったのでこちらを見たのですが……最高でした!!こういうのが見たかったんですよ!!!!

モフモフ
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.9

「ウィリーズ・ワンダーランド」みたいにぬいぐるみによる殺戮を楽しむ作品かと思ったら、どちらかといえばサイコスリラー風味の仕掛け。
アニマトロニクスが襲ってきてくれるまで45分ほど主人公のトラウマに向き
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ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.0

シミー、私と一緒にジムに行こう!!!!!

ヒロイン・シミーの腹の肉にシンパシーを覚えます。俺たちデブはなぜ絶食やランニングなど極端なダイエットから始めたがるのか…

さて、冒頭から居心地の悪すぎるバ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.2

冴子は木村文乃じゃなくて木村多江がよかったな…!

俺の愛する槇村が割とあっさり絶命するので、コスプレイヤーを守るというオリジナル部分は省いて槇村兄妹にフォーカスする展開でよかったんじゃ…という気持ち
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.0

このゴールデンウィーク映画戦線にさっそうと殴り込んできたアルバトロス配給のB級アニマルパニックホラー。全国のシネコンで公開とか、一体何が起きてるんです?

密猟されてアメリカに運ばれてきたナマケモノ”
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

前作「X」はあまりハマれなかったのですが、この前日譚の「Pearl」は冒頭からもうずっとワクワクしっぱなしで、非常に楽しかったです。
劇場公開時はアキレス腱が切れていて松葉杖生活だったので、スクリーン
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バグマティ リバー(2022年製作の映画)

-

わたくしはそれなりにクライミングの実践と知識があり(アキレス腱断裂によりほぼ引退状態ですが…)、さらに道産子なもので、栗城史多さんを身近に感じて様々な文献にあたったりドキュメンタリーを読んだり見たりし>>続きを読む

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

2.2

いやもう悲しいことに、フィクションは現実を超えられないのかもしれませんね。

本作を好意的に評価しているレビューを読むと、だいたい「コロナを予言している」ところに起因しているのですが、いやいや、むしろ
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

2.8

バンドマンやバーテンや美容師よりタチが悪いのは自称アーティストですよ!! これは教科書に載せておいてほしいですね!!!
また、こういう自称アーティストに群がるワナビーどもはどいつもこいつも承認欲求もり
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

トーチャンのデヴィッドは大好きだが、息子のブランドンの作品は初めて。

アイデンティティや実存への問いに迫るのかと思いきや、そうはならずにただただ破滅へと向かうのがクローネンバーグ一族の性といえばそう
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

悪い役「おまえは何者なんだ…!」
コナン君「江戸川コナン 探偵さ…」
このやりとりで毎回泣いているわたくしですが、今回もまんまと「コナン君かっこいい…」と泣きながら見ていました。コナン君、なんでこんな
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

4.0

本作を含む"ドル三部作"をオマージュした「ジガルタンダ・ダブルX」が面白すぎて、ちょうど4K復刻上映がされていたので滑り込みで鑑賞。

4Kのおかげで映像も鮮やかで、印象的な音楽も痺れる渋さ。若き日の
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銀河健康センター(2024年製作の映画)

4.0

「宮田バスターズ」の製作陣によるショートフィルム。

手間暇かけた工夫があって、キャラクター造形もかわいらしく、サウナ✕SFという、ちょっと意味わかんないテーマではあるが、なんとなく受け入れられてしま
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熱砂の記憶 -ラガーン撮影記-(2004年製作の映画)

-

傑作「ラガーン」の制作ドキュメンタリー。

「マッドマックス」や「ドッグヴィル」などの制作記録も見たり読んだりしていて、こういう映画制作の裏側みたいなものが大好きなのもあって、本編と同じくらいに楽しめ
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ラガーン(2001年製作の映画)

4.0

ヒンディー語映画において”ラガーン前”、”ラガーン後”と言われるらしい大傑作。
アーミル・カーン・プロダクションの第一作でもあるだけに、アーミルの熱意も並々ならぬもので、とにかくアツい作品だった。見て
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ジガルタンダ・ダブルX(2023年製作の映画)

4.8

はっきり言って傑作である。

いやもう、あれがそうなって、こうなるとは……スッバラージ監督は映画うまおすぎる。何を食べて育ったらこんな映画が撮れるのか。

ややコミカルな西部劇風味から、いつのまにかテ
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インビジブル・シャーク(2023年製作の映画)

3.6

「ノー・シャーク」で物理サメの出てこない概念サメの映画をぶちあげたコーディ・クラーク監督によるサメ映画第二弾は「透明なサメ」。

前作の良さでもあった哲学的な自問自答が減ったおかげか、だいぶん見やすく
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ペッタ! (テルグ語版)(2019年製作の映画)

5.0

どんでん返しがお好みのカールティク・スッバラージ監督らしく、一筋縄ではいかない展開に賛否が分かれそうだが、スーパースター・ラジニカーントの復帰作としては文句なしの出来ではなかろうか。劇伴がとにかく素晴>>続きを読む

ペーッタ(2019年製作の映画)

5.0

どんでん返しがお好みのカールティク・スッバラージ監督らしく、一筋縄ではいかない展開に賛否が分かれそうだg…とかそんなものどうでもいいんですよ!! 私の愛するスター3人が同じ画面におさまっているんですよ>>続きを読む

ジガルタンダ(2014年製作の映画)

4.0

ちょっと待って、私もギャングになればVSPと出会える…ってこと……?????

いやーめちゃくちゃ楽しかった!! 暴力と理不尽さの描写には容赦がないが、後半は前半を逆手にとってコミカルに演出されており
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

私は「ダークナイト」を見た時にこのあとノーランが何をどう撮ろうとすべてポジティブに受け止めることにしたので信憑性ゼロのレビューかもしれないが、良い映画だった。

会話劇であり法廷劇であり、科学者をその
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オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)

-

まるっきり本家の焼き直しなので、すべてのシーンにおいて「本家はよかったなあ」と比較してしまうハメになる不遇なリメイク。

同じ展開なのになんでこんなに盛り上がらないんだろう…?? これ見るくらいなら本
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オーメン4(1991年製作の映画)

2.8

テレビ映画だけあってあらゆるシーンが大げさでチープなのですが、「オーメンIII」がひどかったせいもあって、わりと楽しく見られました。「オーメン」というよりは「エスター」っぽいですが、ネタバラシはわりと>>続きを読む

オーメンIII 最後の闘争(1981年製作の映画)

1.8

7人のポンコツエクソシストVSオッサンのダミアン、ファイッ!

本作ではダミアンはすでに32歳の社会人として立派に会社を経営しており、この年まで社会に迎合して不都合もなかったんだから、アンチキリストと
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オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

3.2

前作から7年の時を経てティーンに成長したダミアンが、ついに悪魔の力に目覚め、自分の運命を受け入れます。

前作よりオカルトっぽくて様々な手段で人が死んでいくのでそれはそれで楽しいのですが、思春期の少年
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オーメン(1976年製作の映画)

4.0

新作「オーメン:ザ・ファースト」に備えて、過去のシリーズを制覇しようという「エクソシスト」と同じパターンです。
全シリーズを見終わってからこのレビューを書いてまして、「エクソシスト」の続編もちょいちょ
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途中のページが抜けている(2012年製作の映画)

4.0

“ナチ?”(どうしたんだっけ?)というタミル語を覚えました。

タミルの至宝・ヴィジャイ・セードゥパティの出世作。若き日のVSPも人知を超えたかっこよさ…インド人のDNAどうなってんの……

設定上致
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ブリンダーヴァナム 恋の輪舞(2010年製作の映画)

3.6

クリシュことタラクさんが動くたびに巻き起こる風圧、そうはならんやろからのなっとるやろがい!の応酬に腹筋が鍛えられた気がします。

前半がファクション映画で後半がコメディ強めのロマンス映画で、どうやって
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マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

4.2

“大将”ヴィジャイと”タミルの至宝”ヴィジャイ・セードゥパティのW主演による、少年院を舞台に貧困、薬物、中毒、犯罪などの社会問題を描きながら、ダンスと暴力ですべて吹き飛ばすという、わたくしもだいぶんタ>>続きを読む

ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

3.6

「イエス様 マリア様 ヨセフ様」もそうだったが、なんとも言いがたい生っぽい、湿っぽい、言い換えればケーララ州のことなんて1ミリも知らない私ですら「リアルっぽい」と感じられてしまうほどの、肌感のある作品>>続きを読む

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