やわらかおりりちゃん

ミス・レプリゼンテーション: 女性差別とメディアの責任のやわらかおりりちゃんのレビュー・感想・評価

3.9
可愛くて綺麗な人が発言をしてる方がわたしは自然と見入ってしまったから、もう立派にメディアに洗脳された人間です。
前から見ようと思ってたけど、今日見ることに至ったのは、テレビを見てたらそのテレビ局で作った新型コロナウィルスの応援メッセージを伝えてたのが可愛いので有名な女性のアナウンサーで、それに対して異様な違和感を感じたから。
女性はこうあるべきだというメディアの洗脳に陥った子がネットには沢山溢れてる中で客観的にわたし達がどうすればいいかを考えた方がいいのかもしれない。
メディアに出ている人は、若年者を除いては自分を商品として見られる覚悟がある状態でメディアに出てる人が殆どなので、メディアが日常生活を生きる人々の指標になるのがそもそもおかしいよね。でも、誰もそれを教えてはくれない。
今回自分のブランドのルックに使った望月めるちゃんも異常な程の完璧な美を求めてるし、問題も多いけれどわたしより若い子のミューズになっているのは事実だから、それを受け入れないと何も始まらないと思った。めるちゃんがこれまで積み重ねてきたものを全面的に肯定したくて、本人的に盛れる角度があるのかもしれないけれど、それとは違う角度でも撮ることを挑戦した。美しさを求めて苦しんでる子もちゃんと受け入れて寄り添わないと誰も幸せにはならないし、肯定をした上で色んな世界の見方をさせる提案が欲しいよね。今はそれがなさすぎて。
メディアでも日常生活でも、男の人は女の人を馬鹿にする言動が多すぎるし、そんな人が人気者になってしまうので、これを変えないと意味がないような気がする。
アメリカが変わらないと良くはならないし、それもわたしが生きる時代に来るのかも微妙だから、たぶんこの世界を皮肉った作品がこれからも沢山出てくるでしょうね。

と、思考の旅へ出るような映画。