世界中で翻訳された「ライ麦畑でつかまえて」の作家サリンジャーの軸石。
作家の名が売れるまで・売れ始め・売れてからの違いもよく描かれていますし、本人の意欲も、長い目でみるとすごい変化。
出版社にも色々なウリがあって、作家との相性もこだわるものなんですね。
本屋に積まれるまでの本に携わる人達の裏側も覗けた気分。
サリンジャーの周囲の人々との出逢いは、そんなに悪くないんじゃないかと思うんですが、時代は選べず大変な思いをされました。
家族をも少し大事にしてほしかったが、並行させるのはムリだったのでしょう。
自分の中から何かを産み出す職業って、易しいわけないか。
思春期に読んでみたかった。