ぶん

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのぶんのレビュー・感想・評価

3.5
世界中で翻訳された「ライ麦畑でつかまえて」の作家サリンジャーの軸石。

作家の名が売れるまで・売れ始め・売れてからの違いもよく描かれていますし、本人の意欲も、長い目でみるとすごい変化。

出版社にも色々なウリがあって、作家との相性もこだわるものなんですね。
本屋に積まれるまでの本に携わる人達の裏側も覗けた気分。

サリンジャーの周囲の人々との出逢いは、そんなに悪くないんじゃないかと思うんですが、時代は選べず大変な思いをされました。

家族をも少し大事にしてほしかったが、並行させるのはムリだったのでしょう。

自分の中から何かを産み出す職業って、易しいわけないか。

思春期に読んでみたかった。
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