『キャッチャー・イン・ザ・ライ』- J.D.サリンジャー著 村上春樹訳を読み、サリンジャーの自伝映画ということで鑑賞。
ホールデンは著者自身であり、”物語”よりも彼の”声”が大きい作品である。ゆえに…
出版して人々の声が増え思考に邪魔が入ったのが嫌なだけで、書くことを生涯やめなかったと知ったとき、出版しないことって作家を辞めたことではないんだと思った。出版しないことと書かないことって違う。書き続け…
>>続きを読む怒りの肯定的な力、善性を帯びているとさえ言える力。
ここまで怒りの感情の良い意味での力を感じたのは初めてかもしれない。この観想は僕自身が同じような怒りを抱え、けれどもその怒りに為す術なく屈服してき…
非常に恥ずかしい話だが『ライ麦畑でつかまえて』を読んだことがない。
だが、『BANANA FISH』という少女漫画でその作者の名前だけは知っている。
『BANANA FISH』はベトナム戦争後のニュ…
ニコラス・ホルトに興味を持ち鑑賞。
実在した小説家、
J・D・サリンジャーの人生を描く、
実話を基にした物語。
作家という人間が、
特有の孤独と絶望を抱えているのは、
どこの国でも共通に感じる。…
サリンジャーの自伝映画。
30年くらい前に流行った「ライ麦畑でつかまえて」
著名人がこぞって挙げてて読んだけど、正直いって、本作に出てくる出版社達が酷評したように、全然理解できなかったんですよね。
…
J・D・サリンジャーを伝記的に描いた、習作といった印象の映画であり、僕にとっては、それ以上でもそれ以下でもない作品だった。けれど、とても優れた習作だからこそ、むしろ、それ以上でもそれ以下でもない質感…
>>続きを読む© 2016 REBEL MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.