モンスターパニックの皮を被った癒し系カニ映画。タイトルの通りパニック様のものは発生しますし、カニは人を惨殺するんですけど、何故かほのぼのしてしまうという不思議な映画です。
なによりカニが可愛いの一言に尽きます。ぎこちなく動くハサミがとても愛らしく、売り出し方によっては巷の女子高生に大人気になったりすること間違いなしです。
一般的にCGや背景合成の出来が良くないことは作品に対してマイナスに作用しますが、この映画はそのへんのチープさも何故か愛おしさに昇華されてしまうのです。革新的だとは思いませんか。
僕の頭がおかしい可能性を引き算してもいい作品と言えるかについては明言を避けたいと思いますが、カニが可愛い、この点に関しましては一般に受け入れられるのではないか、かように考えるところであります。