コブラ改めキットラトゥーラ

西遊記 孫悟空 VS 白骨夫人のコブラ改めキットラトゥーラのネタバレレビュー・内容・結末

西遊記 孫悟空 VS 白骨夫人(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます





一昨日11月3日は“ビデオの日”だとかでこの日は全国のTSUTAYAで新作も含め全品100円(税込108円)でレンタル可能な太っ腹サービスデーだったので、DVDBlu-rayデジタル配信が主流なのに“ビデオの日”ってネーミングはどーなんだ?なんて疑問を抱きつつ「クリッター」全シリーズが揃う謎の品揃えの良さが自慢の近所のTSUTAYAへ行き、「あやしい彼女」か「ベトナムの怪しい彼女」どっちにしようか散々迷いに迷って1時間後やっと決まったのが「西遊記 孫悟空vs白骨夫人」。


あの、すいません、僕は生まれつき世の中の流行に全くついていけない人間なので、ももちが来年6月に芸能界を引退するとか、大河ドラマの主演が変態仮面に抜擢されたりとか、ガッキーのダンスとか全然ちっとも分からないんですが今って西遊記がブームなんですか??
なんか以前にも「西遊記はじまりのはじまり」なんてのがあったのにさっそくまた西遊記やってるんですけど…?笑


そうか分かったぞ、これは続編だな。「西遊記つづきのはじまり」なんだな!っと勝手に自己解釈して自己解決。


…が映画が始まると前回のきったないオヤジから明らかにビジュアルもテイストも全く違う孫悟空や微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師が現れるもんなんで慌ててググってみるとなんとなんと信じられない事実が目に飛び込んで来た!

「ローグワンスターウォーズストーリー」「トリプルX再起動」で立て続けにハリウッド映画で大役を掴んだアジアが生んだ宇宙最強連勝無敗の男ドニー・イェンが特殊メイクの力によってもうドニーの原型も留めていない新たなる孫悟空…を通り越した“孫ドニー”に扮し、三蔵法師も沙悟浄も猪八戒も連れず如意棒片手に天竺そっちのけで牛魔王とマンオブスティールばりのケタ外れな空中バトルをするドニーの一人西遊記「モンキーマジック 孫悟空誕生」の続編だった!そっちの続編かよ!!(笑)


「ワンスアポンアタイムインチャイナ天地大乱」でやってたあの布アクションを密かに練習しているくらいドニーファンな僕ですら「ちょっと…俺らはどうしたらいいのドニー?」と画面越しに聞いてしまいそうになる混沌を巻き起こしたあの「モンキーマジック」だが、安心して聞いてほしい。今作のvs白骨夫人はモンキーマジックをわざわざ見直さなくてもぜーんぜん大丈夫だかんね♡とハートマーク添えて言いたくなる程、むしろモンキーマジックが最初から無かったかのような安心の配慮が施された一見さんOK映画になっています。

「俺はもうハリウッドスターなんだよ!デス・スターを破壊する映画にオファーされるランクのアクションスターがまた孫悟空なんかやるわけねーだろ!考えろよバカ!」と言い放ったのか、孫悟空役をあっさり降板した天狗モードのドニーに代わり孫悟空に抜擢されたのは前回牛魔王役だった藤原紀香の元カレアーロン・クオック。
前の悟空はもうドニーなのか誰なのか判別不能な懲りに懲りまくった行き過ぎメイクだったのに対し今回は反省したのか顔だけまんまアーロンな分かりやすいソフトメイク孫悟空。


あとアーロンさん、主題歌まで歌ってます!笑





前作モンキーマジックから500年後(!?)

微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師によって五行山に封印されていた(挟まっていた)孫悟空が復活!牛魔王との戦いから500年も時が経ちドニー顔からアーロン顔にすっかり面構えがリニューアルしたニュー孫悟空は微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師と途中即登場する猪八戒と沙悟浄らと共に天竺を目指す長い旅へ旅立つがそこへ恐るべき最強妖怪“白骨夫人”が現れた!!

“白骨夫人”と聞いて一体どんな妖怪じみたブスキャラが現れるんだろうと思ったら白骨夫人役はあのコン・リーでした。妖怪じみた美人が現れましたよ笑
コン・リーってもっと敷居の高い映画にしか出ないイメージを勝手に抱いてましたがこんな敷居の低い映画にも普通に出てくれるんですね(笑)

漫画「幽遊白書」で例えたら黄泉や躯みたいなS級妖怪クラスの強さを誇る白骨夫人コンリーは微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師をまるごと食すのが最終目標の肉食女子で、微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師を食いたい白骨夫人コンリーの策略によって向かう先々で女子供を次々如意棒でしばき倒す孫悟空。小さい女の子とか普通に死んでるんですけど…。笑

アーロン悟空の連続殺人に微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師の堪忍袋も遂に破裂し破門されるアーロン悟空。白骨夫人の思惑通り映画は進むが改心したアーロン悟空がまた戻ってきて白骨夫人から微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師を助ける的な「マッドマックス怒りのデスロード」を彷彿させる行ってまた帰ってくるイズムの前作より分かりやすいストーリー。


もう特に感想はないのでここらで締めようと思うんですが最後に1つだけ!
初めは微妙~に佐々木蔵之介に似てんな~この三蔵法師、とか感じてたけど今改めて見直したら全然佐々木蔵之介に似てないどころかかすりもしてませんでしたこの三蔵法師。
“微妙に佐々木蔵之介似の三蔵法師”と間違った情報を無駄に7回も繰り返し記載してしまい本当に申し訳ございませんでしたっ!!
佐々木蔵之介氏のファンや関係者の方々に深くお詫び申し上げますm(。≧Д≦。)m