大人になったジェーンとマイケル。大恐慌の中、マイケルは妻を亡くし、子どもたちと住む家を銀行に差し押さえられそうになっていた。困難の中で、一家のもとにメリーポピンズが帰ってくる。
筋書きは子ども向けディズニー映画だけど、私の子どもの頃の愛読書だったので懐かしい気持ちになってすごく楽しめたし、メルヘンチックな世界観にも大人の世知辛い世情が背景として描かれていたんだなあと再発見できた。
思えば子どもの頃は、悲しいことがあってもメリーポピンズを読むと、魔法をかけられたみたいにワクワクして、それだけで優しい幸せな気持ちになれた。
今の子どもたちにとって、この映画を観たら、いじけたりささくれだった気持ちがいつのまにか消えている、そんな映画だったらいいなと思った。
