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レイルロード・タイガーのSEIJISANのレビュー・感想・評価

レイルロード・タイガー(2016年製作の映画)
2.5
日本が中国に侵略をしている時、日本軍の物資を盗み出す盗賊「レイルロードタイガース」が登場する。ある時日本軍に対して抵抗運動をする瀕死の男を介抱する事になる。その男は死期を悟り「日本軍の物資輸送に大打撃を与えられる橋を爆破して欲しい」と任務を無理矢理引き継がせて息を引き取る。困ったのはレイルロードタイガース。単に泥棒だった彼らは何の知識もツテも無い抵抗運動に巻き込まれてしまったのだから...。ジャッキー・チェン主演ですがカンフーアクションと派手なスタントは年齢もあるのか封印されています。香港映画では無く、中国映画なのでお金が思いっきりかけられているのが画面の端々から感じられます。映像や脚本も香港映画にはあった緩さや垢抜けなさが無くなり、さながらハリウッド映画のような作り込まれ方(クライマックスの特撮は少し出来が良く無かったけど)!コメディにしては笑いが少なく、アクション映画としては緊張感を出して欲しいところで笑いを取りに来るチグハグさが気になりました。音楽もアクションシーンでやけに明るくてスローな音楽を流したりと、ここでもチグハグさを感じました。全体的に音楽の使い方が雑でどのシーンも場違いな音楽が流れていたのが残念なところです。もっと面白くなるポテンシャルを感じるストーリーだっただけに勿体無い作品でした。でも、本国ではヒットしたみたいだから中国人の方にはハマる選曲だったのかな?
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