SEIJISANさんの映画レビュー・感想・評価

SEIJISAN

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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.0

実話を基にした作品。戦場での極限状態を描いた作品では「ブラックホーク・ダウン」が印象的ですが、本作も負けていません。荒々しい描写は刮目してしまいます。特に急な斜面(ほぼ直角の岩肌むき出し)を転落するシ>>続きを読む

おばあちゃんの思い出(2000年製作の映画)

3.0

原作は星を付けるのもおこがましいけれど「星5つ」です。本作は邪魔にならない程度にオリジナル演出が入っていました。途中で入ってきた幼いジャイアンとスネ夫のエピソードは良かった。オチは笑いでおとさなかった>>続きを読む

三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

3.0

シリーズ第5作目にしてシリーズの方向性を決めたのが本作。ラドンとキングギドラが初登場!更にモスラの幼体は再登場!ゴジラが悪い怪獣を倒すというヒーロー活劇路線。面白いのは「ひねくれたゴジラ」をモスラとラ>>続きを読む

スピード2(1997年製作の映画)

3.0

アクション映画の傑作だった前作。本作もB級アクション映画としてなら大満足の出来映えだけど、「スピード」の続編ですから...。途中豪華客船の中で繰り広げられるアクションは点滅する電灯のせいで見にくいった>>続きを読む

モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

3.0

シリーズ第4作目。後にスピンオフで主役に躍り出るモスラ親子が初登場!モスラのデザインが秀逸!モスラ(幼体)のデザインも秀逸!幼体は双子というアイディアも素晴らしい。早くも「ゴジラシリーズは人間ドラマパ>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.0

大ヒットした「ゴジラ」の続編!前作に比べて一気に軽い雰囲気の作風に変化。後々まで続く「怪獣対怪獣のプロレス」を取り入れています。新登場の怪獣にアンギラス。彼は後にゴジラの一番弟子のポジションに落ち着き>>続きを読む

巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

4.5

須賀川特撮アーカイブセンターにて。タイトルのままです。東京に巨神兵が現れて「火の七日間」が始まるまでを「特撮」で描く。不穏な雰囲気の幕開けからの絶望的。日本が培ってきた「特撮」の素晴らしさが堪能できま>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.5

日本は元より外国でも新作が作られ続けるみんな大好きゴジラ。その第1作目🏵️何度観ても素晴らしい。スペクタクル、人間ドラマそして社会メッセージ...。特撮も見せ方やモノクロ映像も相まって作り手側の熱意が>>続きを読む

決断の3時10分(1957年製作の映画)

3.0

タイトルが格好良い。ストーリーは強盗団のボスを捕らえたはいいものの移送の際にボスの仲間たちが奪い返しにくるのが心配。そこで移送を手伝う男を雇ったが...。捕らえられた強盗団のボスと移送を請け負った男の>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.5

「二枚目」「イケメン」「ハンサム」...どの言葉もアラン・ドロンを表すには足りない。それぐらい整った顔立ち&スタイル。それでいて名優。なんなんだ。そんな彼の代表作。夏の暑さと美しい街並み。それらとは裏>>続きを読む

いちご白書(1970年製作の映画)

2.0

ユーミンの「いちご白書をもう一度」って歌がありますよね。そのタイトルにある「いちご白書」は本作のこと。個人的には「いちご白書はこれっきりで」という感じです。下心があって学生運動に参加した主人公が段々と>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

2.0

クェンティン・タランティーノ監督作品は全てが自分に合わない...。評判の高い「パルプフィクション」や本作においても...。格好良いと思えるポイントが違うのだろうなぁ。劇中所々で「粋だなぁ」と思えるとこ>>続きを読む

昼下りの決斗(1962年製作の映画)

2.5

サム・ペキンパー監督作品と聞いて勝手に「ハード・バイオレンス西部劇」を想像してました。意外にも落ち着いた雰囲気の西部劇。アクションはなくて、人間ドラマ重視。心構えができていなかったので正当な評価ができ>>続きを読む

舞妓はレディ(2014年製作の映画)

1.0

「Shall we ダンス」はとても好きです。ご、本作は...。元々舞妓の世界に興味がないのとミュージカルが苦手な上に「漫画っぽいコメディ」も苦手!更に更に、上映時間が長い!2時間オーバーの上映時間が>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.0

かなり評判が高い作品。子どもの頃から水木しげる先生のファンで「ゲゲゲの鬼太郎」も原作を読み漁ってきました。勿論アニメも。本作の作画とストーリーも良かったです。ストーリーは「横溝正史」ワールド全開でした>>続きを読む

プレデター2(1990年製作の映画)

3.5

大ヒットSF作品の続編。続編としては充分期待に応えてくれています。出演者がダニー・グローヴァー、ゲイリー・ヴィジー更にロバート・ダヴィ。90年代作品を彩った俳優の方々でとても嬉しい。全体的に90年代の>>続きを読む

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.0

好みの問題だと思うのと、内容が違うじゃないかと感じる部分もありますけどお年寄りと若者の交流を描いた作品なら「グラン・トリノ」の方が好きでした。ショーン・コネリーの格好良さは異常事態ですよ。年齢的には「>>続きを読む

のび太の結婚前夜(1999年製作の映画)

2.5

原作を読んでいなかったら心が震えていただろうな。オリジナルの展開が多くて、感動させるポイントがミルフィーユのように幾層にも重なっている...。短い上映時間の本作ですが、感動させることに時間を使いすぎな>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

4.5

シュワルツェネッガー対宇宙の狩人🏹前半の戦争アクションも見応え充分。中盤から本題に入ってきます。恐ろしいほど強い謎の影。クライマックスは武骨なタイマン勝負!!熱い作品ですねー。そして宇宙人のデザインが>>続きを読む

オータム・イン・ニューヨーク(2000年製作の映画)

2.5

ニューヨークの街並みがとても綺麗。でも、主人公の女癖(女性の敵レベル)の悪さは汚い...。元恋人の娘と恋に落ちる中年男(自分と近い年齢だから「中年」って少し傷つく)。これだけでも嫌な設定なのに更に浮気>>続きを読む

ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン!(1994年製作の映画)

2.5

原作既読。とっても面白い作品(でも当時はヒットせず...)。90年代に帰ってきたウメ星デンカ!太郎くんとデンカの出会いの場面はある程度原作に忠実。後半はアニメオリジナル。オリジナルは「ドラえもん」寄り>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.0

公開された時はTVで特番組まれたりして注目度が大きかった記憶があります。僕も観に行きました。勝手に「ハードアクション作品」を期待していたら、「アクションコメディ」だったので驚きました。ベタベタのギャグ>>続きを読む

ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

2.5

ブルース・リー映画にはよくある「復讐」モノです。いとこの紹介で働き始めた氷工場。が、そこは麻薬の密売所でもあった!その事実を知った者は殺される...。犠牲者リストにはリーを誘ったいとこも名を連ねること>>続きを読む

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち(2004年製作の映画)

2.5

宗教の絡みが多くなり、サスペンス色よりもアクションシーンの方が多くなった「クリムゾンリバー」の第2弾。重厚さを出そうとしているものの、それが功を奏していない。「顔が見えない修道者」の謎は少しやりすぎ感>>続きを読む

ブロークン・アロー(1996年製作の映画)

3.0

ジョン・ウー監督の「作家性」が濃くなってきた作品。でも後々の作品を知っているとまだまだ薄い。主役にクリスチャン・スレーターというのが弱い。やはりそこは「フェイス・オフ」で出演していたニコラス・ケイジく>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

2.5

定年退職間際の警官、潜入捜査中の警官、生活費稼ぎのために不正を働く警官。三人の警官の物語が同時進行。それぞれの物語の結末やいかに!?3つの物語がどれも濃い。見応えあり。でも盛り上がりには欠ける。3つの>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

ついに観てきました!とてつもない傑作を観に行く心構えができていたのに、観終わった後は打ちのめされました。感想の言葉がなかなか出てこない。時代を越える作品を観られたことだけは理解できました。IMAXで観>>続きを読む

復讐の荒野(1950年製作の映画)

2.5

邦題が内容とかけ離れているのが残念。父と娘の揉め事を描いた異色の西部劇。驚いたのは大農場主が自分で通貨を発行していること!こんなことが昔は本当にあったのかな?如何せん古い映画なので時々「おやっ?」と思>>続きを読む

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.0

ヌーヴェルバーグとかはわからないけど、綺麗な映像とシュールな笑いの掛け合わせは良かったです。「じゃあ、笑いましたか?」と聞かれると「いいえ」と答えますけどね(笑)この頃の笑いのブームか知りませんが「カ>>続きを読む

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.0

ドイツでのサッカーの夜明けを描いた本作。今は苦労しているけど、昔からサッカーを観てきて身としては、ドイツには「敵わない🇩🇪」と思わせるオーラがありました。実話を元にした作品で、様々な問題や葛藤を乗り越>>続きを読む

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

4.0

面白いですねー。クリス・タッカーのマシンガントークとジャッキー・チェンのコミカルなアクションがバランスよく組み込まれていてオープニングからエンディングまで途切れることなくズーッと面白い。コメディパート>>続きを読む

少林寺(1982年製作の映画)

2.5

リー・リンチェイ主演!真面目に少林寺拳法を紹介するシーンから始まる。肝心のストーリーは「古きよき香港映画」ど真ん中なので深さはなく、アラが目立ちます。主人公が少林寺に入門→うまくいかなくて寺から出てい>>続きを読む

21エモン 宇宙(そら)いけ!裸足のプリンセス(1992年製作の映画)

2.5

21エモンですが、本作のストーリーは藤本先生の作品で「モジャ公」から拝借。「モジャ公」は「21エモン」の連載終了をうけて、後継作品として発表されて作品。ブラックユーモアに溢れた隠れた名作。それにお姫様>>続きを読む

チンプイ エリさま活動大写真(1990年製作の映画)

3.0

藤本先生最後の連載作品で未完の作品。とっても面白かっただけに未完なのが惜しい。その劇場版。エリちゃんは元気一杯で魅力的な主人公。藤本先生は「エスパー魔美」といい、魅力的な女の子を描くのがうまいです。チ>>続きを読む

エスパー魔美 星空のダンシングドール(1988年製作の映画)

3.0

原作にエピソードを付け足して劇場版とした本作。監督は原恵一さん。僅か40分程度の上映時間だけどうまくまとまっていました。原作ファンも納得の仕上り。綺麗ごとだけではない現実の厳しさ。それを「エスパー」と>>続きを読む

パーマン バードマンがやって来た!!(1983年製作の映画)

3.0

第2期「パーマン」の劇場版。原作の1話を少しだけ脚色しています。僕の世代は「特撮氷河期」で、リアルタイムとしては「仮面ライダー」も「ウルトラマン」も元気が無かった。その代わり「藤子アニメ」が元気一杯で>>続きを読む

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