あかり

親愛なるきみへのあかりのレビュー・感想・評価

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)
3.7
軍人のジョンと彼が休暇中に出会ったサヴァナはお互いに恋に落ちたが一緒に居られるのは二週間。すぐにジョンは任務地へ戻ることになっていた。2人の幸せは、キスシーンや見つめ会う眼差しから鑑賞者にも感じさせる。『すぐに会おうね』という2人がずっと一緒に居られる訳ではないからこその合言葉が素敵だなと思った。離れ離れになってからも手紙で思いを確認し合うシーンが好き。手紙が来るのが待ち遠しくて、手紙が来ただけでその日一日幸せな気持ちになるような。文字では言葉で言われるのとは違った嬉しさがあるよね。除隊することになっていたジョンは、予想外の事故が起き任務延長に。サヴァナも孤独に耐えれず、ティムが病気でアラン(自閉症)にも家族がいるということでティムと婚約。2人は本当は愛してるのに、なんで人生ってこんなに複雑なのと思わせる。
ジョンが銃撃戦で撃たれた時、意識失う前に思ったこと。コインとサヴァナ。父(自閉症)との唯一の共通の趣味であったコイン。ずっと愛してたサヴァナ。私は死ぬ時何を思うんだろうとふと思った。月を片目をつぶって見ると親指より小さくて地球のどこにいても変わらない不変のこと、このことは遠くにいる人を思う気持ちも心配から安心に少しは変えるんだろうと思った。
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