アリー/ スター誕生のちむのネタバレレビュー・内容・結末

ストーリーはよくあるラブストーリー。とはいえ激しい喧嘩もなくずっとお互いを思い続ける話だった。
そしてガガが綺麗で歌声も最高だったな。
ブラッドリーが自殺するところも泣けたけど、やっぱりガガがブラッドリーに促されて彼のステージで初めて歌い始めるシーンが泣けたな。頑張れー！っていう気持ちもあったし、不安と興奮の中で迷いながらも出て行き喝采を浴びるガガの、何かが爆発するその状況に感動して泣けた。
最後はブラッドリーの作った曲を彼の追悼コンサートで歌い切ったガガの正面からの絵で終わり。とても印象的だった。
最後の歌も普通に歌い出して後半、初めてブラッドリーがガガに聞かせた時の回想映像が挿入される。実際に聞かせた時は歌い出し直前でブチっと切れて、その意味に深く気づかなかったものの最後にこうやって挟むのかと感動した。回想ではブラッドリーの気持ちが込められていて、ガガの歌う姿ではガガの想いが込められていた。歌詞はおそらく同じだけどお互いの思う気持ちがきちんと一致していた。
ガガがブラッドリーのツアーに参加しプロデューサーに見初められデビュー、アルバムも売れてグラミーもとる、っていう流れはいいのだけどイマイチすごさが感じられなかった。二人の時間がメインに描かれているから観客の声が聞こえてこないし努力した形跡があまりなくて（才能があったからこそトントン拍子で上り詰めていったのかな）手に入れたスターの地位に感嘆できなかった。
なんだろう。全体的に彼らの歌とか話がメインで冗長とも言えるのだけど、2時間以上のストーリーが飽きもなく観れたのはすごいと思った。