FREDDY

クロノス・コントロールのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

クロノス・コントロール(2017年製作の映画)
1.4

このレビューはネタバレを含みます

ロボットに支配された世界から脱出するべく戦う人々を描いたSFアクション作品ということで。正直言って、あまり面白くありませんでした。ジョン・キューザックが出演するとのことで、彼のネームバリューに惹かれて視聴をはじめてみたものの、彼の魅力は最後まで活かされることはなく、破壊兵器を用いて地球上の人類を排除し「戦争撲滅」を謳う、世界最大のロボット製造会社の社長、エライアス・ドーンという"肩書だけの悪"を演じているだけで、シリアスな雰囲気で物を語るのみ。演技という演技はとくに見せず、言ってしまえば、"ジョン・キューザックの無駄遣い"。これには残念としか言いようがないですね。そして、エライアス・ドーンが"クロノス"という名の破壊兵器で地球上から人類を排除してから97年後の世界を舞台に描かれる物語は、数ある名作SF映画の要素を掛け合わせただけの"二番煎じ"といったところで、ごくごくありふれた内容なので真新しさはないですし、脚本がとにかく面白みがない。ジュリアン・シャフナーが演じるアンドリュー・デイヴィスに"隠された謎"はとくに気になるような謎ではないですし、ロボットの支配が及ばない場所"オーロラ"が物語の鍵となってはいるのだが、きっと定番のオチではバッド・エンディングになってしまうので、"支配から反撃"という前向きな終幕にしたかったのでしょうが、視聴者としては疑問でしかなく、色々と説明不足な点は気になるところですし、映像のクオリティに関しても、もう少し力を入れて欲しかった。そもそもの話をすれば、地球上から人類を排除し、ロボットを用いて世界を支配していたエライアス・ドーンが"オーロラ"について解明できていないことがいまいち理解できませんでした。本作は片手間程度の視聴が丁度良いかと。
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