Ryota

21世紀の資本のRyotaのレビュー・感想・評価

21世紀の資本(2017年製作の映画)
4.0
歴史的に、マクロ的に俯瞰して自分を見るのって大事。
自分もどこかで実力で人生切り開いてきたかなと思っていたけど、ただサイコロ二つ持ってたりルールが違っただけなんだなと反省。
そして、本当の資本家にとっては俺の資本もその他の人の資本もどんぐりの背比べでしかなくて、俺を衣食住こと足りてるだけで優越感に浸らせるのも資本家の思惑通りと気づいちゃう。(悔しい)

労働者をギリギリのラインで搾取しつつ(気付かせず、反抗させず)たまにガス抜きさせて最大効率図るかが大事なんだろうなと学んだ。
サラリーマンマインドじゃいかんすな。

実際、ミクロの資本家にとっては社会不安で自分の資本が脅かされる以外は資本の再分配するメリットがないので、マクロで政治や権力がルールを制定するのが正しいってのは理解できるんだけど、正直マクロに期待するだけじゃ結局何も変わらないから、自分に出来る正しい行動を一人一人がやっていかなきゃいけない。気づいた人からそれを正義感で是正する方に動くか、資本家マインドで動くか決めている。
1%の資本家に対して95%くらいの労働者が自ら奉仕しているのと同じ。まずはそれ以外の4%くらいになろう。

自分ができる拡大再生産と脱資本主義的な価値観の構築と、裸一貫で実際の衣食住を再現できる力を。
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