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「21世紀の資本」に投稿された感想・評価

Nさん

Nさんの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

歴史、政治、思想、戦争、労働、購買動機、流行、生活スタイルなどが経済と完全連動している。

「時代遅れの服は着られない」感情は、17〜18世紀?の人々には理解不能というのがおもしろかった。まだ着られるし、いつも同じ服で全く構わないというのがそれまでの普通の価値観だったから。それが大量生産の服で流行を追いかける価値観に塗り替えられたんだ。

リッチとプアーの人生ゲームが印象的。
自分が持っている側に回ったなら、絶対に持たざる側に分けてあげるつもりだけどちょっと自信がない。
実際にリッチ側に立つと優越感に侵されて自分が優れているからだと誤解して、プアー側を見下すようになって、ああいった言動を取ってしまうんだろうな…と思った。

格差の拡大で社会に緊張が走っているのは、今現在身に染みて感じている。
自分にとっても格差の問題は深刻で、今の時代労働者として普通に働いて普通に暮らすことのハードルが高くなったと感じる。親世代より確実に貧しい一生を送ることは、とっくの昔から覚悟せざるを得ないことではあった。

ミドルクラス自体が歴史の浅い階層であることも驚きだった。一番のボリュームゾーンだよね?
これからもミドルクラスがそれなりに豊かに人生送れるようになってほしい。切実に。

人種差別の構造とか今も昔もまるっきり同じじゃん!と思った。「ご近所さんを叩いても豊かにはなれない」というのは、本当にそうだと思う。そこで争ってたら「持ってる側」の思う壺なんだよ。

戦後アメリカの古い映像の中に女性の権利向上団体とレズビアンの合唱団?を見つけた。
「今こそ同性の恋人を!」というスローガン?も見つけた。
ストーンウォールのあたりの時代なのかな?

教科書で習ったことやニュースで聞き齧ったことが大きな流れの一部として繋がって出てくるのはわかりやすかった。

でも理解できなかった箇所も多くて、何度か一時停止して考えたり、戻したり、調べたりしながら見た。
Saeki

Saekiの感想・評価

3.0
ある程度の予備知識がないとこのコラージュから何かを読み取ることはむずかしいのかもという印象。
taka

takaの感想・評価

-
経済の話というより歴史がメイン。それだけ歴史は繰り返すということなのかもしれない。
ソ連崩壊による資本主義への盲信と、巨大IT企業の税逃れ、資産による収益率が労働による収益率より高いこと、富の集中。株価は上がっていくのに上がらない実質賃金。格差拡大の要因は余りにも多い。
Saaaaa

Saaaaaの感想・評価

4.0
戦争が起こるメカニズムは大変良い勉強となった。
貧困になったことで思考もイカれて攻撃する相手を間違え、人種差別も平気で行えてしまう。まわりみんなが貧困という共通点を持っていて一致団結できて誤った方向にいってしまう。最悪だな。

金持ち役と貧乏役でロールプレイングゲームした時に、これがゲームにもかかわらず短時間で起こる人間の性格の変わりようにただただ引いた。富が増えていくにつれ、周りの人への感謝を忘れ、言葉も荒れて、見下すようになる。金や権力がいかに人間の思考を左右しているのか痛いほど目に見えてわかった。


金の有無で思考が変わるのは確かに理解できる。金がないとき精神もおかしくなったりするし。


金を占領しているヒエラルキーの一番上の人間たちは、自分達が富を占領することによっての代償について理解していないのだろうか、今さえよければいいという考え方なのだろうか。


最近では親ガチャという言葉があるけども、果たしてその言葉で片付けてしまっていいのだろうか。
スタイリッシュな映像で、データも織りまぜながら、わかりやすく(ここが危険でもある)18世紀のヨーロッパから現代のグローバル世界までの資本主義の物語を描きなおす。飛躍的な論理展開もなく、かなり絶望したが、最後にはメッセージと小さな希望も握らせてくれる。
低空飛行でいつ墜落してもおかしくない飛行機に搭乗している(させられている?)のにましてや格差の話などできるわけがないよねって作品の前提にたどり着くことさえ出来なかった。
Fyohko

Fyohkoの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

★休日映画鑑賞★21世紀の資本


静かな映画で
頭と心を鎮めよう
キャンペーン中のため
引き続き
静かな映画しばり18作目


『21世紀の資本』

2020年公開のフランス/
       ニュージーランド映画


35カ国で翻訳され
経済学書としては異例の売上を記録し
日本でもブームとなった
「21世紀の資本」を

著者であるフランスの経済学者
トマ・ピケティ自身が
監修、出演しているという
経済本解説ドキュメンタリー映画


書籍解説動画でも人気の高い本書だが

本作は
著者をはじめ、著名な経済学者が
ポップにカジュアルに
解説してくれる点は秀逸

現代における
資本格差の危険性を
中世から遡っているところが斬新だ


中世における
貴族社会には、明確な身分制度が存在し
果てしない格差を生んでいた

そこからのカウンターとして
産業革命を経て、中産階級の拡大

そして、いくつかの大戦を経て
またしても格差社会へと
問題は形を変え復刻していく


人類は、必死に歴史から
学ぼうとしているが
どうやら、粘り強さは無いようだ

その証明をするかのように
人生ゲームを使った
心理実験が興味深い

ミルグラム実験同様

人間というのは
いとも簡単に権威に屈し
資本に翻弄される生き物なのだ

そして、志の高い革命家が
権力を手にした瞬間から
それを守る動きを見せるのは
歴史が証明している


巨大企業が
タックス・ヘイブンを活用するのは
国家を信用できないという
側面があるのではないか

国家が全てを管理するという時代は
もしかしたら終焉が近いのかもしれない

巨大企業が利便性を追求し
多くの人々が享受するコトも
富の分配に含まれると思うし

国家はセーフティネットを
強化することで信頼を得るという
新しいフェーズを迎えられる気がする





#21世紀の資本
#トマピケティ
#休日映画鑑賞
#静かな映画しばり
#歴史好き
shuya

shuyaの感想・評価

4.2
r>g

資本主義システムは何から生まれたか、その背景がよく分かる映画。

時代によって変わる資本の定義といつの時代も変わらない人間の本質が随所に散りばめられていた。

また作中のボードゲームを使った実験も印象的だった。
mndis

mndisの感想・評価

2.3
全部理解出来たとは思えないけど、ずっと同じ問題点(経済的な民主主義)を言ってる気がして、観た後もまぁそうだよねで終わった感じ。(積極財政とかの話出るかと期待したけど。。)

多く語られていた新自由主義、小さな政府がもたらす格差やそしてそこから生まれる排他的なナショナリズム(左右の対立、でも実際は上下の格差)で貧しさを満たすとか、まさに今の日本すぎる。
kim

kimの感想・評価

1.4
半分も理解できてない。。
本も難しくて半分も理解できんかったから、せめて映像なら分かるかなと思ったんですけどね。甘かった。。
出直してきます。
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