みゆ

ワンダー 君は太陽のみゆのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.8
2018.06.18(94)
劇場・字幕


誰にでも背景や言い分がある。そして本当のことを言い得ない時もある。それは極々当たり前のことだが、人はついそれを忘れがちだ。

ある人の辛やさ苦しみは他者のそれとは異なるゆえ、比べられるものではない。側から見れば小さな苦悩に見えようが、当事者にしてみればそれは大変に深刻なことで、大小は無い。

そしてハンディキャップを「個性」とするならば、ハンディキャップを持つ人に美徳を期待するのも間違っている。憐憫の目で見るのではなく、自分とは背景の異なるだけのただの人として、分かり合い助け合い支え合う。人が社会で生きていく為に欠かせないことだ。誰もが特別な存在であるということ、それを忘れずに。
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