27回の手術で顔面が歪んでしまった小学5年生が普通科の学校に行く話。
面白い!!
序盤〜中盤にかけての構成が上手い。
オギー、ヴィアときて次は両親か…?と思いきや、ある人物に焦点が当たって思わず唸った。
もう少し、人物にスポットを当てたシーンの切り替えを続けても良かったのでは? と思うが…
キャラクターの心情と葛藤が分かりやすく、誰もが抱える悩みで共感しやすい。
子供の台詞が上手で、本当に小学5年生が書いたのではないか? と疑うくらい、リアリティがある。特にオギーの台詞は活きていて、キャラが立つお手本にしたいくらい魅力的なキャラクター。
ミランダの問題だけ解決できず、消化不良な気がするのは残念。最後、少し強引にまとめてしまったなぁ、という印象。
また、批判されがちな邦題タイトル(原作はwonder)だが、これは納得。
「君は太陽ってことは、太陽のように明るい人物ってことか」
ではなく、
「オギーを中心に周辺の人達がぐるぐると動いているから、太陽のようだ」という意味なので、良い意味で視聴者の予想を裏切る。
オギーの独白であった、「誰もが一度は拍手を浴びるべき」という台詞はまさに格言。
…というかこの映画は余りにも格言が多すぎる。
価値観が変わるかもしれない、そんな映画でした。
めちゃくちゃ面白かった!!