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ザ・ブック・オブ・ヘンリーのririのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予告を見ずに鑑賞したのだが、とにかく良かった。言葉に表しきれないけど本当によかった。

まず、序盤にヘンリーの「大事なのは何になるかとかいくら稼ぐとかじゃない。だれと過ごし何を与えられるかだ」というセリフがある。このセリフは最後までこの作品のキーワードとなる。そして自分の将来を見つめ直す機会をくれた。
次にピーターのセリフで「ヘンリーのマネをするより自分で考えて」というセリフがある。それが母の成長する一つのきっかけだったと思う。そして、自分も自分の意思を強く持ち軸をしっかり持った人になりたいと感じた。

この映画は死んだ天才息子の意思を継いだ話じゃない。天才だろうとなんだろうと息子を失った家族の成長物語。
そして、ヘンリーが放つ天才の考えと子供だからこその無垢な考えを合わせ持ったセリフは、誰もが考えればわかるがみなが避けていることを訴えかけている。


いつか、自分を見つめ直したいときにまたこの映画をみようと思う。
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