俺はただ劇場でニコラス・ケイジが観たかったんだ。鑑賞した結果とんでもサプライズがウィレム・デフォーだった事に驚きを隠せない。主役じゃないくせにケイジより先に出てきていきなり顔面性器面が大暴れ。本当にどうかしてる冒頭シークエンスにまずやられる。駄目なおっさん薬中をここまで具体化させますかね。冒頭のグシャリ顔とか最後の方のヘタレ顔とかもう勘弁してよってくらい色んな顔使って奴は勝ちに行くのだ。ニコラス・ケイジも負けじと女警官を上から下にグーで何発かぶん殴ったけど、ぶっちぎりでウィレム・デフォーのアイドル映画になっちゃいました。R18なんだけど全ての原因がウィレム・デフォーに終始。古き良き映画を観てる感覚を呼び覚ましてくれたことが映画として素晴らしかった、久々に魂を撃ち抜かれた最高にグレイジーな一本。
