ぼけっと映画

ラサへの歩き方 祈りの2400kmのぼけっと映画のレビュー・感想・評価

4.0
最初に五体投地が始まったときは「さあこれから行くぞー!って儀式かな」と思っていた…

巡礼って、目的地に着くこと以上に、生きるための営みから離れて一挙手一投足を信仰にささげられること自体に意味があるんだなってあらためて感じた。
一方、みんな人生の一大イベントを前に歓喜にうちふるえたり気合をみなぎらせてるようにはあまり見えない。自分の知ってる宗教体験ってこんなに淡々としてない。「日常の祈り」がしばらくの間「巡礼というかたちの日常」になった、って感じなのかな…

そこらへんの感覚はいまいちわからないし、ついさっきまで些事に一喜一憂してたくせに、観ているうちにこちらの世界があたりまえのように思えてくるのもびっくりです。
ぼけっと映画

ぼけっと映画