七星

ヤシの木に降る雪の七星のレビュー・感想・評価

ヤシの木に降る雪(2015年製作の映画)
3.5
人生は竜巻だ。静けさ、激しさ、また静けさが戻る。

アフリカのギニア🇬🇳がヨーロッパスペイン🇪🇸の植民地から独立するまでの物語。
植民地の間はスペイン勢に怯え、独立後はスペイン勢に怯えられる。統制が変わるだけで立場が逆転してしまうこの世の中に恐れを抱いた。
独立したらしたで、今度は身内で格差が生まれ、
差別を受けて苦しんだ分、差別をし返すような描写に胸が痛んだ。
ギニアの看護師ビシラとスペイン人のキリアンが心で結ばれるストーリーはとても素敵だった。美男美女!
他にも生々しいシーンがいくつかあったけれど、自然の美しさや、純粋なビシラとキリアンのラブストーリーに心和まされた。遠くにいても心は繋がってるって素敵だなと思ったけれど、国の決まりで別々に引き裂かれてしまうのはとても切なかった。
登場人物が多いのと、現代と植民地時代を行き来する為、これは誰のこと!?と戸惑うところもあったので、2回見ました、、w
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