ヤシの木に降る雪の作品情報・感想・評価

「ヤシの木に降る雪」に投稿された感想・評価

cc

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3.5
長編だし役名が耳馴染みないしで、混乱しながら見た冒頭シーンの意味がわかった時のスッキリ感よ!ちっちゃいカメたちに会いにあの島に行きたい。マニアックすぎて伝わるかわからないけれど、病院のカーテンの美しさが個人的にはたまらなかった。にしても、ジャングルを走るTOYOTAカーは初めて見た。笑 
watermelon

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3.8
目を背けたくなった場面がたくさんあったけど、歴史や現実を知ること、そして逃れないことがいかに大切か分かった。帝国主義、文化、性差別、愛などたくさん学ぶことがあった作品。

このレビューはネタバレを含みます

正直、ややこしくて難しい映画だった。
スペインの植民地で家族経営している農園に出向いて父の元、兄弟と一緒に現地のアフリカ人を使って働く。そして恋の物語。
現地の黒人は白人はいつも搾取していると怒り、アフリカで拡がる植民地解放の流れに主人公も当然苦労する。
時代性も主人公の純粋な現地人への想いもあるだろうけれど、やはり物語を通じて白人の裕福な家やパーティーでの黒人女性との遊び方に対して、現地のアフリカ人や部族の生活が悪い意味で変わらないことや白人のための病院があることに搾取や潜在的な差別があるので、主人公に同情する気持ちになれない。兄のようにひどい白人もいるから当然の怒りだろう。
美しい部族の女性と主人公が精神的な恋に落ちるわけだけど、それは別にいいが女性が主人公とスペインに逃げようとする場面でそんなに簡単に自分の部族と訣別できるもんなんだろうかと考えさせられた。
最後の海辺での婚礼のシーンは美しく良かった!
主人公の姪が自分のルーツを探すために赤道ギニアに行って父や主人公の痕跡を探すところで、無愛想だった黒人とSEXするシーン必要だったのかな。
自分も叔父の恋愛の運命に導かれたということなんかな。
いらなかったよな、絶対。っていう感想。
離れてても尚、心は永遠に寄り添う。ゴーギャンの届かぬ想いを思う。恋愛は中々同時に冷めないし、最高潮に盛り上がった状態でドラマチックに突然別れが訪れることは稀だが、ヒミツの恋と時代に翻弄された場合だけは例外である。こりゃあお互い忘れられないよなぁ〜それにしてもギニア人の忘れえぬ君はとてつもなくキュートだった。
Kady

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3.7
ロマンスを求めて見てしまうと、違うかなという印象
アフリカで唯一スペイン語が公用語である国のお話
植民地時代の社会的背景の方が印象に残る
キヅキ

キヅキの感想・評価

3.0
同情も共感もできないけれど、当時の植民地での倫理観で見たらハコボの考え方とかそこまでおかしく無いんだろうな。家族の事は確かに愛しているし。
扱いがほぼ従者だった頃にキリアンに友達と呼ばれたアフリカ人はその時、私には友達に見えなかった。情勢がスペインにとって悪くなってキリアンが埋められそうになってに助けてくれた時の方が友達らしく見えて皮肉…。
スペイン人にとって厳しい時代になって良かった時代を皆振り返っていたけど、その良かった時代を支えていたものは何だろうとか思ったけど、これは現代で画面越しに見ているからで、その場所でいっぱいいっいで生きていたらそんな余裕ないだろうなとか考える部分が沢山あった。
meーp

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4.1
時代の波に翻弄されながらも、人種を超えて純愛を貫いたふたりの物語。

背景が複雑で、キリアンとビシラ意外の登場人物の気持ちを考えると更に複雑で、感情が忙しかった。
簡単に感想を言えないし、評価をするのも難しいけれど、考えさせられる映画。胸に留めておきたい。
yukiko

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2.5
植民地とかの時代背景の知識が恥ずかしながらなく、本当は私が感じた以上に背景は複雑な映画なんだろうな。他の映画で観れない馴染みのない文化や人種がフォーカスされていて、そこが面白かった。キリアン役の人がかっこ良すぎるな。
アモ俺

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4.9
・ここまで美しいセックスを俺は知らない。

・神から最も愛された人種は黒人なのではないか、とすら思う。ヒロインの肉体美に人種の壁を感じ、くらくらするようなジェラシーを覚えた。余談だが、白人に囲まれた二人の黒人がDiorの看板に映っており、俺は彼らの美しさに数分釘付けになった。

・本作に流れているサイキは、美しいものを見たい、美しいものを信じたい、という渇望だろう。

・国籍も文化も教養も、肌の色まで違う男女がソウルメイトとして結ばれる物語に、これほど心を打たれるのは、現在社会における愛というものを信じたいからであって、現実社会における愛を肯定することにはなり得ないところに本作の哀しさが結晶されている。

・スペインの植民地時代だったギニア共和国が舞台。この世界に住みたいと思った。二時間四十分はあまりに短すぎる。ずっと、この御伽の国にたゆたっていたかった。

・ケチをつけるならば、まずヒロインの旦那の必要性である。彼は「愛さえあれば浮気は許容される」という部族内の文化的設定を描くために用意された噛ませ犬でしかなかった。旦那の雑な扱いが本作のテーマである「永遠の愛」に看過できない影を落としている。それから「二種類ある結婚様式」に係るやり取りにドラマ性を取り入れようとする制作陣の打算が見えた。ドラマを演出するのではなく、人模様を写実的に捉える中で浮かびあがるドラマに徹して欲しかった。以上2つの欠点から5.0から0.2を引いた4.8を評価としてつけた。それ以外は完璧である。無駄なシーンが一つもない。

・ハコボについて難癖つけている奴が多いが、一番リアリティのある登場人物と感じる。語学留学生を見たら明らかなように、東南アジアを訪れた男女は、みんなお猿さんになっちゃうもんじゃないの。
Piano

Pianoの感想・評価

3.6
植民地時代から独立、立場の逆転。その影響を受けたスペイン人男性とギニア人女性の純愛を、40年後に独立国として発展したギニアを訪ねる姪の目を通して描く、クラシックなスタイルの映画。
ギニアやスペインの雪山の風景が綺麗。ギニアの文化風習も垣間見れて興味深かった。
日本で言えば、満州から引き揚げた人達も同じような葛藤を抱えていたのかもしれない。

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